今回は「リボ払いの危険性」について考えていきます。
リボ払いとは
リボ払いとは、クレジットカードや消費者金融の借入金などの返済方法のひとつです。
毎月の支払額を一定の金額に固定して、残高に応じた利息を加えた金額を返済していく方法です。
リボ払いのメリット
・毎月の支払額が一定なので、家計の管理がしやすい
・利用限度額の範囲内であれば、何度でも利用できる
リボ払いのデメリット
・利息がかかる
・返済期間が長くなる
・利用額が大きくなるほど、利息の負担が大きくなる

FPとしての主観
「リボ払い」の危険性は総返済額が分かりにくい点です。
例えば、金利が15%で、月々の元金支払い額が5,000円の場合
ケース1:借入金額5万円
総支払額は53,325円(手数料3,325円)となります。
ケース2:借入金額10万円
総支払額は112,891円(手数料12,891円)となります。
ケース3:借入金額20万円
総支払額は250,777円(手数料50,777円)となります。
単純に借入額が2倍になると、手数料が2倍になるわけではありません。
利息は残債によって変化します。
「月々の元金支払い額」が「借入金額」に占める割合が少ないと、上記ケースにように手数料が増加し借入金額の1.25倍の総支払額になる場合もあります。
リボ払いは毎月の返済額を少なくできるメリットがありますが、高額商品を購入する際に利用するのは避けた方が無難です。
仮に高額商品を購入する際は、「月々の元金支払額」を増やすのが有効です。