今回は「大切なデータを失わないために」というテーマで「容量詐欺」について考えていきます。
容量詐欺とは
AmazonなどのECサイトで販売されている「USBメモリ」などの記憶媒体で、家電量販店よりも激安で販売されている商品を見たことはないでしょうか?
そういった商品の中には本物もありますが、「容量詐欺」をしている商品もあります。
例えば、商品説明に「64GB」と書いてあるのに実際の商品はプロパティを見ると「32GB」しかない。
最近ではプロパティでも「64GB」と表示されているのもあります。
「容量詐欺」の危険性
「容量詐欺」の危ないところは「普通に使える」という点です。
32GBしか容量がなくても64GB書き込めてしまいます。
なぜかというと古いデータを消しているからです。しかも厄介なことにファイル名は残して中身だけ消えています・・・。
ファイルを開こうとするとエラーが表示されます。
普通に書き込めてるので「容量詐欺」に気づきにくいのが難点です。
とはいえ、大事なデータを消される前に対策は講じておきたいです。
対策① サクラチェッカーの利用
商品を購入する前にやっておきたいのが「サクラチェッカー」の利用です。
下記のURLにAmazonの商品URLを貼るだけで危険性が分かります。
Google Chrome用の拡張機能も提供されています。
公式URL:サクラチェッカー
対策② 「H2testw」の導入
「H2testw」はPCに詳しい人向けですが、導入から利用方法まで数多くの方がレビューしています。
簡単に説明すると記憶媒体の空き容量に無意味なデータを書き込むソフトです。
空き容量がなくなると書き込みがとまるので実際の容量が確認できます。
書き込んだデータは自動で削除されないので、手動で消す必要があります。
購入したばかりの記憶媒体をチェックして、その後フォーマットするのが一番良いかと思います。
また、日本語版のソフトはありませんが簡単操作なのでわかりやすいと思います。

FPとしての主観
海外製の商品は配達時に「レビューを書くとAmazonギフト券をプレゼント」とお手紙が入ってることもあります。評価が高い、レビューが多いと購入意欲が高まるためです。
安いものには安い理由があります。特に記憶媒体は大切な思い出まで失くすことになりかねません。
購入前、購入後に問題がないか確認するのが、ECサイトとのうまい付き合い方だと思います。