皆さん、こんにちは!
今回は住宅ローン控除について考えます。
住宅ローン控除は年末のローン残高に0.7%をかけたものを税額控除するものです。(諸条件あり)
ここでのポイントは所得控除ではなく税額控除という点です。所得控除は総所得金額から控除しますが、税額控除は税額から控除されるので節税効果があります。
(例)総所得金額300万円、税率20%、控除額20万円とした場合の税金額
所得控除:(300万円-20万円)☓20%=56万円
税額控除:300万円☓20%-20万円=40万円
税額控除の方が効果が大きいことが分かります。
また、住宅ローン控除は年末のローン残債から計算されるので住宅ローン控除期間中(基本13年間)に繰り上げ返済を行うと控除額が減少することに注意が必要です。
以前は控除率が1%でしたが、長引く低金利で1%以下の金利で貸し出す金融機関もありました。
これでは
①節税対策となってしまう。
②富裕層ほど効果がでてしまう
という点から住宅ローン控除が0.7%、条件を厳しくするなどの対策が行われました。