皆さん、こんにちは。
今回は「預金」に関して考えていきたいと思います。
預金に関して、金利が低い代わりに「元本保証」されていることから
一見、リスクなく資産を増やせているように感じます。
この「元本保証」がネックです。
元本保証とは100万円預けたら100万円は必ず戻ってきます。
株式取引では100万円投資したら、10万円損して90万円に減った。
ということもあります。
しかし、今の100万円は将来も100万円の価値があるのでしょうか?
日銀は、インフレ目標を年2%に設定しています。
これは単純に現在100円で買えてたものを1年後102円で販売されるようになります。
「元本保証」で100万円返ってきたとしても、現在と1年後では購入できるものに違いが生じることになります。
もちろん、預金には利息が発生しますが、ご存知の通り年2%の物価上昇を賄えるものではありません。
株式投資にもリスクがありますが、預金にもインフレリスクはあります。
一番大事なのは運用方法だと思います。
年金暮らしでハイリスク・ハイリターン(株式投資)の投資をするのではなく、
ローリスク・ローリターン(債権購入)の投資を選択する。
若い社会人であれば、3年暮らしていける預金を貯めてから、ハイリスク・ハイリターンの投資を選択する(決して、ハイリスク・ハイリターンをお勧めしてるわけではありません)などなど。
家族構成や収入などで自分にあった資産形成こそが安全な資産運用だと思います。