皆さん、こんにちは!
今回は住宅ローンを組む際に気を付けていただきたい点をご紹介します。
「月々の家賃と同じ金額でマイホームを持てますよ」と言われると、「自分でも家が買えるかも」と気分が高揚しますよね。
もしくは「本当に買えるのかな?」と不安になるかもしれません。
今回は購入する前に考えておきたい事を紹介します。
①今後起こりえるライフイベント等を考える
未来は誰にもわかりませんが、予測できることもあります。
予測できる未来とは、
子供の成長(小学校⇒中学校⇒高校⇒大学)や両親の介護といったライフイベント
変動金利での借入れであれば金利の上昇などがあります。
子供の成長はうれしいものですが、出費がかさむものです。
また、両親の介護は前触れもなく急に来る場合もあります。
この時、収入合算やペアローンで組んでいると、どちらかが時短勤務などにより、収入が減るとローン返済がきつくなります。
変動金利であれば、金利が1%あがるだけで月の返済額が1万円以上増えることもあります。
例えば、住宅ローンの元本が2,400万円であれば1%金利が上昇すれば24万円、月に2万円の負担増となります。
ここまでくると、「月々の家賃と同じ金額」とはいえません。
②将来の物価の上昇
マンションを購入した場合、管理費と修繕積立金があります。
購入する際、不動産会社から長期修繕計画を見せられると思いますが、物価や人件費の上昇が起きると
将来、管理費や修繕積立金の負担増も考えられます。
戸建住宅を購入した場合、修繕費は自分で賄う必要があります。
修繕費を節約すると、老朽化がすすむだけでなく資産価値の減少にもつながるため
修繕しないという選択肢は取りづらいかと思います。
ここまで書くとマイホームの購入に不安を持つかもしれませんが、借り方次第で不安を解消までもは出来なくても軽減することは可能です。
例えば、先程の変動金利の負担額増ですが、変動金利の上昇に耐えれるように「1%上昇しても返済できるか」を考えてください。
変動金利は1%上昇することもあれば、1%減少することもあります。
(現在は低金利で貸出金利が1%以下なので1%減少することはないと思いますが)
1%上昇したと思って、上昇した分を貯蓄に回すor繰り上げ返済に回すことで将来のリスクは軽減できます。
ただ、これを今の年収だと5,000万円借りれるからと言って5,000万円借りると、リスクに対応できません。
借りれる金額でローンを組むのではなく、返せる金額からローンを組んでいきましょう。