多発性硬化症」の過去の体験談を書いています。

 

「こんな症状の人もいるんだ〜…」
と思って見ていただければと思いますびっくりマーク

 

ダウンはじまり

 

 

 

 

病気の自分との付き合い方について。

 

 

皆さんは病気が判明した時、自分を恨みませんでしたか?

多発性硬化症…自分が自分を攻撃する病気ですよね。

どんだけMなんだと思いました魂が抜ける

 

 

そんな私が次第に自分を大切にしていくようになった話です。

 

 

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※これはフリー画像です。私のMRIではないです。

 

 

私はとても大きな白い塊が脳のMRIで写ってから、「後遺症」ということで

治ることなく症状が続きました。

 

 

 

視力も悪くなりお買い物で出歩くことも怖くなり、右手足の痺れからヒールの靴も履けなくなりました。

 

 

これから自分の遅れた青春がやってくると思っていたのに。

主治医にはつい聞いてしまった事があります。

 

これから私はどうやって過ごしていけば良いでしょうか…

 

 

返ってきた答えは、

 

病気と一生、うまくお付き合いしていくしかないよ。

 

でした。

それは予想通りでしたが、つい、自分の人生の先が見えなくなり聞いてしまったのです。

改めて病気と向き合うことを突き付けられた瞬間でした。

 

 

その頃、家庭は火の車状態でお金に困っていました。

母子家庭に育てられ、介護の必要な祖父母を抱えながら母と私たち姉妹で家計を支えていました。

 

 

幼少期からお金が無かったので、早く働いて欲しいという母の要望に応えるべく

商業高校を卒業し、18歳から会社員として働きました。

 

 

しかし高校卒程度では評価は非常に低く、給料は激安でした。

 

 

そんな中 私は病気を患い、更に家庭環境が悪くなりました。

 

 

頑張って働くつもりが、まともに生活することすら危うなり、自分を呪いました。

治っては入院し、治っては入院し… 休んでばかりで会社での立場も危うい。

治療に消えていくお給料と時間。何のために働いているのか?

自分が生きている意味はなんなのか?

 

 

私は自暴自棄になって

 

過食嘔吐を繰り返し

自傷癖も出てきました。

 

母には出来の悪い娘に生まれて申し訳ないという気持ちでいっぱいでした。

 

 

そんな中、何気なしに見た漫画がありました。

 

 

あの有名な、「はたらく細胞」という漫画です。

 




 

体内の細胞たちが擬人化されて描かれているコメディタッチの明るい漫画なのですが、免疫系の細胞が主に出ており「自分の中には頑張っている細胞たちがいるんだ」と改めて気づかされる内容でした。

 

 

 

風邪をひいたら白血球が頑張って……血が出たら血小板がやってきて……昔から知っていることですが、この漫画で改めて体内がどんなことになっているか、つい神秘的な感覚で考えさせられました。

 

 

 

 

 

自暴自棄になっていた自分は、この漫画で「いかに自分のことしか考えていなかったか」を気付かされました。

また自分が病気になって出来の悪い人間だと思っていましたが、自分を大切にしていない自分に申し訳なくなりました。

 

 

 

 

「はたらく細胞」をより深く知りたくなり、別冊ニュートン 細胞と人体も買いました。

体内では本当に細胞が生きていると実感できます。

 




 

 

 

そして更に、自分を大切にしたいと考えることがありました。

皆さんは病気について会社や周囲の人に告げなくてはいけない場面というのはあったでしょうか。

 

 

 

私は会社で他の社員と同じもしくはそれ以上のスキルを求められることがありました。

もちろんそれに応えたくて土日まで仕事に費やした時がありました。しかし限界がありました。視野が欠けているせいでどんなに頑張っても見落としてしまう時や、重たい荷物を持てない時があったのです。

 

 

 

病気など告げたところで、言い訳にしか受け取ってもらえないかもしれない。でも一般と同じように出来ない部分もある。少しだけでも良いから理解してもらいたくて、周囲に告げたことがありました。

 

 

 

しかし、驚くくらい 多くの人が同じことを言ってきました。

「いや自分の方が大変だって!」

 

 

 

更年期であなたより辛い、偏頭痛で大変、ドライアイで……などと言われてきました。

決まって言われます。難病?だから何?別に普通に生活出来ているんでしょ、です!

 

 

 

今まで病気を告げて心配してくれたのは夫くらいかな~。

後は誰も同情することなく、必ず「自分の方が大変・今大丈夫なんでしょ」です。。。

悲しいですよね。

 

 

 

もう一度振り返ります。

私は、「自分はあなたより大変」と思わせたかったのではなく、少しでも分かってほしかっただけなのです。

 

 

でも夫以外には誰にも、今まで生きてきて一度も分かってもらえたことはありませんでした。

 

 

 

結局は、自分の事を大切にしてあげられるのは自分だけなのです。

理解してあげられるのも自分だけです。

 

 

 

以前 主治医より、「自分は同じ病気になったことが無いから、全てを分かってあげることが出来ないんだ」と言われました。

 

 

 

病気との付き合い方…

それは自分を受け入れて自分を大切にしていくことです。

 

 

 

多発性硬化症…自分で自分を攻撃するなんて、恨みたくもなると思います。

 



しかし一度自分を大切に考えてみてください。

精神的な面とか、考え方とかよりも更に原点の部分です。

自分の意思とは無関係に働いている体内の細胞たち、改めて考えてみると 大切に思えてくる筈です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれ?

もしかしてジョジョで言うところの「F・F(フー・ファイターズ)」みたいなものでもあるよね。

 

 

 沢山の集合体!

なおさら自分を大切にしなきゃ。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 

 
 
 

 

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現在は治療法は無いと言われて後遺症と共にOL生活を送っていますので、OLのブログジャンルを続けています。