今日のYahoo!の話題に出ていた
「飲み会に”残業代”はつけるべき?」
http://bylines.news.yahoo.co.jp/kawaikaoru/20140117-00031711/
私はこれを読んでついに
「昨日の飲み会って、残業代でるんですよね?」
って言葉を発する世代の社員が出てきたのか?と驚いた。
この言葉はある意味タブーであり、言葉にしたくても出来なかった
”パルプンテ”にも匹敵する禁断の呪文である。
注いだり注がれたりの会社の飲み会は苦手である。
苦手であるがゆえに、極力参加したくはない。
以前いた会社に入りたての頃(中途入社)、
季節の商戦が終わると打ち上げなるものがあった。
全員参加である。
全員参加であるにもかかわらず、会費2,000円を徴収すると言う。
なぜ、強制なのに会費を払わなければいけないのか?
毎月3,000円天引きされているのに。
もちろん、私は納得できるわけがない。
上司(当時部長)に
「会費を払うのであれば、自由参加でないとおかしい!」と言った。
もう一人、1年先輩も、「私も同感です」と援護射撃をしてくれた。
部長は元ヤンである。
「そういう決まりなんだ!
イヤなら帰れっ!!」
当時の部長はキレやすかった。
が、私も1年先輩も元ヤンである。
「じゃ、帰りますっ!!」
と、二人で帰ってしまった。その後は大変だったらしいが。
次回の打ち上げでは、会費は取られなかった・・・
言ってみるもんである。
その部長も今では副社長なのだが、それ以来
会社を辞めた今でも仲がいい。
ま、それはどうでもいいが、年3回の打ち上げ以外でも
細かな飲み会が度々ある。
その飲み会は会社の経費だ。酒好きの人たちはニコニコしながら
ついていくが、私は行きたくない。
残業代とは思わなかったが、心の中で
「そんなとこに経費使うぐらいなら給料上げてくれよ」と
何度も思ったものだ。
私はお酒が嫌いではない。嫌いではないが、大勢で飲むのが嫌いである。
どうせ飲むなら1人がいい。
美味しいウイスキーを自分のペースで飲みたいのだ。
”飲ミニケーション”と言う日本独特の昭和の文化。
飲まないとコミュニケーションが取れないのか?
否!である。
”飲ミニケーション”なんて言葉は単なる酒好きに都合のいい
言葉以外何物でもないと私は考えている。
本社から飛ばされてきたアホな課長がある時、私にこう言った。
課長 「接待費の領収書が全然ないみたいだけど、お客さんと
ちゃんと飲みに行ってる?飲ミニケーション取らないと
ハラ割って話せないでしょ? 社長も推奨してるからもっと
お客さんと飲みに行って」
バカかこいつは。開いた口がふさがらない。
私 「え?課長は飲みに行かないとお客さんとコミュニケーション
取れないんですか?」
課長 「違うって!飲みに行かないとハラ割って話せないじゃない」
私 「あの~ 課長は普段ハラ割って話し出来てないんですか?
普段どんな営業してるんです?」
課長「もういいから飲みに行って!」
みんなからの嫌われ課長。かわいそうだが言ってもわからない。
私は先輩だろうが上司だろうが、おかまいなしに反論する。
お客さんには見極めは必要だが・・・
あるお客さんからは「ウラオモテがないからいい」と言われたが
ウラオモテの使い分けができないだけである。
人にはそれぞれ「キャラクターカラー」というものがある。
誰からも好かれる人、嫌われる人。
飲まないとコミュニケーション出来ない人、出来る人。
飲ミニケーションなどと会社の金でタダ酒飲みたいのを言い訳に
飲みたくもない部下を連れて行くのはやめた方がいいと思う。
強要するのもよろしくない。
そのスタイルでしかコミュニケーションできない人だけが
すればいいのである。
そんな余計な経費が出るのであれば、もっと給料を増やして
あげてほしい。