住民票や戸籍謄本、申請書類などいろいろ必要な書類を
もらいに行く、市区役所。
彼らは一体、どんな仕事をしてどれほどの給料をもらっているのだろうか。
私の知識不足は否めないだろうが、いつも市役所に行くと
どんな仕事をしているのだろうかとカウンターの中の様子を
見ているのだが・・・
20年ほど前、中学校時代の同窓会があった時に、人口30万の市役所の
市民課(住民票などをもらうところ)に勤務する同級生がいたので聞いてみた。
給料面では当時、一般営業職の私よりはるかに給料はいい。
(営業の割には安月給な会社だったとは思うが)
通勤時間も含める勤務時間は彼が9時間弱。(昼休憩含む)
サービス残業ほとんどナシ。
私は通勤時間も含めて約15時間勤務で、わずか3万円の営業手当。
その3万円で、残業は毎日4~5時間程度。平均睡眠時間3時間。
(その変わり休日は10時間ぐらい寝る)
にしてもこの差はなんだ?
賞与に至っては私の3倍以上であった。
普通、民間企業では営業職より事務職の方が給与が低いのが
当たり前である。
市役所というのはそもそも事務職の集まりではないのか?
なぜ、民間企業の営業職より年収が多いのか。
もっと驚いたのが、仕事内容に対する時間のかけ方なのだが、
彼はこう言った。
「市民課の仕事なんて集中してやれば実質2時間で終わる。」
他の課は知らないが、概ねそんなもんだろうとのこと。
なんだか、一気に勤労意欲を失った自分がいた。
彼の話しを聞く限り、市役所というものはとても生産性のある
仕事をしているわけではない。
なのに民間企業で必死に汗水たらして、上司に怒られ
お客に怒られ、(彼らももちろん怒られるだろうが)
こんな給料の差が出るものなのか・・・・
走り回って、売ってナンボの営業が、イスに座って申請書を受け取って
プリントアウトして渡すだけの彼らより低いのである。
もっとも納得できなかったのはボーナスだった。
なぜ、生産性のある仕事をしているわけでもないのに
高額なボーナスが支給されるのだろうか?
と言うより、税金で運営されているのになぜ、
ボーナスなるものが存在するのか?
なぜ、あんな高額な退職金が支払われるのだろうか?
役所の給料は民間企業をモデルに給料を決めたそうだが、
私は、それは明らかに根本から間違っているのではないかと思う。
民間企業はモノを売らなければ潰れてしまうのだ。
役所は市民がいる以上、破たんすることはない。
北海道夕張市がどうして破たんしたか覚えてないが、
役所が潰れたわけではなかったはずだ。
今、住んでいるところは人口22万の市である。
市民課には10人ほどがパソコンに向かって黙々と働いている。
プリントアウトされた書類を渡すだけの人もいるが。
しかし、彼の話しが今でも記憶に残っている私には
仕事している「フリ」にしか見えない。
20年前より近代化された、現在。
市民課に人員が10人も必要なのか?と思ってしまう。
子供のころ、親からは散々「公務員にだけはなるな!」と言われていたが
その意味が同級生を見てようやくわかった。
その話し以降、彼は同窓会に呼ばれることはなかった。
昨年、同窓会があった時、彼はどうしてるのか?と聞いてみたが
「亡くなったらしいよ」。
「らしい」なのか・・・・その程度なのか・・・・
しかし、一度だけ思ったこともある。
友人をなくしても公務員になればよかった・・・