あのぉ…お金取らなかったみたいなんスよ(;^_^A ♯２

にお金を引き出しに行って…丸々置き忘れて行ってしまう方達

防犯機能に救われて、お金が内に戻っていたのが前回のケースでした

お客さまのお話しを伺う限り全く同様に見えて、実は異なる場合もあります…

「お金が出るトコは開いたんだけどサっ 取らない内に閉まっちゃったんだヨぉ」と言う入電

もしくは一日ぐらい経って、問い合わせて来る方達。

早速、の記録を調べてみると… はて紙幣を取り込んだ事実が無い

ここで、ピンと来ますので早速恒例の質問を

「レシートをご覧頂けますでしょうか」

レシートには、取引の何らかの結果が明白に出ているのです

「あれ暗証番号違いって書いてあるや」

「え残高不足だったのぉ」

…そうです 取り忘れたのでは無く… 最初から全くお金が出ていなかったのです

出てきたけどフタが閉まったと言うご申告は、完全な「思い込み」「作り話し」です

さぞかし、不思議な言動の方達と思われるかもしれませんネ★

きっと、暗証番号を間違ったワケがない・残高が足りてない筈がない…と言う過信がこの様なセリフになってしまうのでしょうネ

ましてや、お金が出なかった理由が載ったレシートを、お客さまご自身がお持ちなのですが…

(まぁ、見ちゃいないワケですね)

直接顔を合わせる事は無い・全く面識の無いお客さま方の、非常～～に人間くさい一面に接する応対であります★

あのぉ…お金取らなかったみたいなんスよ(;^_^A

にお金を引き出しに行ったら…当然お財布に入れて持ち帰りますよね

が、……

いらっしゃるのです。お金を取らずに帰ってしまわれるお客さまが… 極めて日常的に

そんな馬鹿な、嘘だぁと皆さん思うでしょう

この仕事に就くまで、僕もそんな事象を考えた事さえありませんでした

この応対を無数に経験した今でも、正直理解しかねます

「隣の売り場の雑誌に見入ってた」「(連れていた)子供の相手をしていた」「レシートをじっくり見ていた」ら、お金のトコの蓋が閉まった

…まぁ、これらのケースなら"取り忘れ"では無く"取り遅れ"、 うっかりあり得る事かもしれませんネ

"取り忘れ"なのは、カードとレシートだけ取って(何故か)即刻帰ってしまった方…

「ぼーっとしてた★」「慌てていた」「何だかワカラナイ」… すぐ気付いて問い合わせて来る方・他所での支払いで財布に入ってない事に気付いて、一時間後ぐらいに戻って来る方・三日後に初めて気付いた方……

取り忘れのお金を内に戻してあって無事＆お客さまも一安心 のパターンが多数なので(この仕事では珍しく・笑)ハッピーエンドな応対です

金額は概ね、数千円～数万円が多いのですが…時には20～30万円なんて時も

ある日の事。その男性は、某消費者金融から20万円もの多額の借入れをしたのに、取り忘れちゃったんですネェ

応対ではレシートを元に調べますので、早速
「では、レシートをご用意頂けますでしょうか」

「無いので探す見つかったらすぐまた問い合わせる」とおっしゃるので、一度を切って少々待ちます…

一向にが無い……ので(20万円が心配ではないの？) の方に呼びかけてみると、

女性の声で応答あり(奥さん？彼女？)
あれぇさっきの男性はいったいどちらへ…

「今、トイレに行ってます★」

20万円もの金額の行方を、まだ確認もしない内に…

よほど豪胆なのか、それとも…

やっぱり、これは全く理解出来ない…

あのぉ、初めて使うもんで…(@_@)

僕らの重要なご案内の一つに、操作方法があります。

僕自身は、かつて初めて使うでも問題なく使えてきたつもりですが、不安な方からは老若男女問わず入電があります。

残念ながら、僕らからはお客さんの目前の画面が見えません…

よって、今どの画面で何をされようとしているか、冷静に聞き取らねばなりません

消費者金融に「返済」のつもりが、「借入れ」をしてしまいかねない勢いの方もいらっしゃいますから…

(まさかと思うでしょうが、初心者の方にとってはそれほどに緊張する謎の機械との対峙なのです…)


「では、カードをお入れ下さい」

「☆☆カードのお取り引き、のボタンを押して頂けますでしょうか…」

「手数料の画面です。確認、と言うボタンを押して下さいませ」

(さて、ここからが重要です…)

“お預入れ”や“ご出金”と言った文字が出ている筈です

誤りなく、正しい取引ボタンを押して頂かねばと、ちと緊張する瞬間です

「今、どんな文字が出ていますでしょうか　 お客さま…」


『お…おちょいれ』
『ご…ごできん…』

お客さま……この先、ダイジョブなのかな……