決別 3 | 音鬼行く末ブログ

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音世界に身を投じ
鬼と化した男の話。

30分程電車に乗って新宿に辿り着いた。

都会の住民の荒波に揉まれながらホームを出た俺。

時間がないがギリギリスタートには間に合うだろう。


俺は少し都会を意識し姿勢をやや気にしながら
スタイリッシュに
足早に歩き始めた。

待っていろ歌舞伎町
俺が現れるまで、その煮え切らないテンションに耐えろ。
俺がもっと華やかに彩ってやるって
ここどこやねーん!

僅か50mでストップ。


んっ
オダキュー…。



だからなんやねん!



焦りをひた隠し、まるで人を捜してるかの如く逆方向へ歩く。



ルミネ…。



聞いたことある。


んっ


モザイクロード…



知ってる!

俺ここ知ってる!

くねくねの坂道知ってる!

歩いたことある!

せやからこの先は歌舞伎町!


いけぇ~!



ズンズン歩く俺。



スタイリッシュな俺。



アバンギャルドな俺。



くぐり抜けた先には
大通り&ザビッグシティ。


揺るぎないこの高ぶり


間違いない。


歌舞伎…



ん~
やや街並みに不真面目さが足りない。


ここは歌舞伎町ではない。


確信した俺は流れるように右の路地へと曲がると



呑み屋街や!



歌舞伎町や!