虹のお池に雨が降り・・・
石川県も梅雨入りしたある夜のこと、
再び産卵の準備をする迷彩のモリアオガエル。
母(雌)カエルは水を飲んで大きく膨れています。
産卵には水を飲まないとならないそうです。

助産師さんならぬ お手伝いする雄のカエルが集まる。
これから産卵が始まると、それを泡に搔き立てる役。
そんな不思議な群れの行動をカメラに収めたかったが、
見つめていると産卵がしにくそうなので退避。

早朝になり、雌の母カエルを見つけると・・・

すっかりお腹が萎んでいました。

産卵がうまくいったようです。

それなりに? カワイイ顔をしてるでしょう。
こうした樹上生活を好む種族の生態は?
もしや人間活動が減り?変化したのか調査中。

近くに生えている樹木には、新しい卵塊がありました。
何匹もの雄が、粘液を脚で泡立てするんですよ。
サイズが小さい人の拳くらいある泡ですね。
内部にポツポツとカエルの卵が混じっています。
4月頃から~7月くらいが産卵期。

Before ふっくらウエスト

After げっそり… スマート?


実は、被災地の能登エリアに生息するモリアオガエル。
水田などには暮らさない生態なので珍しいです。
激変した自然界、耕作されない水田だらけで干上がり、
普通の両生類カエル種族に影響があるでしょうね。
それとも農薬散布も減る環境になり繁殖しやすいか?。
人間が干渉しなければ生息に影響は少ないはず。
海辺も隆起などで激変していますが、山間部も河川が
土砂崩れで池になったり、または湿地帯が埋もれたり。
知らない間に生物環境も劇変を免れないでしょう。
こうして自然に卵を産み付け孵化するまで1週間。
ひと月もあれば、幼生オタマジャクシも成体に変化。


モリアオガエルの個体がどのくらいの寿命かといえば?
平均3~5年くらい生きている希少種だそうですよ。
さらに安定した環境次第で長生きするかもしれません。
主に肉食で、蜘蛛など小型の昆虫を捕食します。
生物指標とすれば、ここはキレイな環境なのかな。
さてさて、長生きするようですから・・・
この中には、顔見知りになる世代もいるでしょう。
平和な水辺や池で暮らしていますね。
コロコロ・・・クックッ♪と独特な大きい鳴き声。
産卵も続いていくでしょう。
彗星画廊☆写真集 HP
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宇宙人はいると思う?
カエルちゃんってさあ、ウチュウジンぽいよね。
観察者の我々のほうが… エイリアン?(笑)
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