アドミラル 東郷の時代

 

  明治時代の 日露戦争

 

  時代を遡ること 1905年  5月 27日  対馬 付近

  ロシアのバルチック艦隊 を迎え撃つ 大日本帝国の連合艦隊という図式。

 

  当時は世界最強と謳われた大艦隊の襲来を阻止したのでした。

  結果として、日本の艦隊は数で優勢なバルチック艦隊を完膚なきまでに殲滅。

  大半の戦艦を炎上させ撃沈し、夜になると駆逐すべく夜襲を繰り返しました。

  多くのロシア艦艇や将兵が海の藻屑として消えたのでした。

 

  米国が仲裁する ポーツマス講和条約に於いては、戦後の賠償金は得られず

  日露戦争で勝利したものの日本国には損失以外に無かったのです。

 

  世界の海軍史上に残る名誉と捉えるか、悲劇の序章とするか?

  第二次大戦まで続いた 日本軍の海軍神話の始まりと言えます。

 

 

  いまでは国防の主力としての護衛艦を中心とした平和な軍事力の海上自衛隊。

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 まさしく 秋山 真之 (日本海軍)の画期的な戦術による大勝利でした。

 そして後世の太平洋戦争 真珠湾攻撃、航空戦力による急襲での戦果。

 奇しくも・・ その戦果により機動力が重視され、大艦巨砲時代を終える。

 艦隊戦を有効とする日本軍の戦術が崩壊し敗戦する運命の道。

 

 

 

 

 

 

 そして 昭和20年(1945年) 4月 7日、太平洋戦争末期

 

 戦艦大和は、沖縄海上特攻に向かう航海で、米艦載機から猛攻に晒され

 鹿児島県坊ノ岬沖で最期を迎える。

 当時の乗組員3,332人、生還者276人という悲劇は海軍史の墓標となる。

 あまりに沢山の生命が瑠璃色の海に消えていったという戦争時代を悔やむ。

 

 

 いま国を守る主力は、アメリカ合衆国の技術。 以前訪れた旅の記憶でした。

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 4 ~5月の海は魔物が潜んでいる?

 

 ホワイトスター社がベルファスト(北アイルランド)にある造船所で建造させた

 オリンピック級客船の名誉ある2番船ですが処女航海の 1912年4月14日

 北大西洋上で氷山に衝突したタイタニック号の沈没事件など悲劇が多い。

 1500人以上の乗組員と乗客は深海に消えたまま戻ることはない。

 

 四方を海に囲まれ、大洋の彼方から不幸も変革も運ばれてきた我が国の歴史。

 いまはウイルス感染禍に苛まれ危機に瀕する状況です。

 海を見渡しながら、航海する人々の安全を祈らずにいられません。

 

 

 

 

 

 戦争であろうと、不幸であろうと・・  当時の日本人には

 生命に対する尊厳や人間の慈しみがあったように思います。

 

 堕した暮らしに精神が老いて埋没した若者が徘徊する国土。

 いまや愚かで 傍若無人な民衆の衰えた意識に誠実な面影はない。

 平和な社会が、どれだけの犠牲によるものか尊ぶ心を失った日本。

 

 意識も脆く、依存と混乱ばかり、鈍る思考で判断を疎かになる民族。

 先祖への敬意を忘れ、神仏を金儲けに穢した世俗の乱れを嘆いた。

 形骸だけの政治で平和を貶め、我が子を守れる道理があるものか。

 

 自らが果たし、すべきことを怠惰な意識で放蕩した報いが訪れただけ。

 ただ・・ それだけ。

 

 

 

 ほんとうの損失?を知る感染禍

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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