城下町の育んだ 尊い文化の継承
金沢で最も有名な神社といえば、尾山神社かもしれません。
神門を通り・・ 明神式の鳥居越しに 金沢のオフィス街が間近に林立します。
いままでは殆どの参詣者がここから境内に登って来られました。
これは驚いた、新しい変化のひとつなんですが。
コロナ禍?の影響でしょうか、境内には お札やお守りの売り場がガラス張りに。
前田利家公を偲ぶ 碑があります。 黄金色の兜がいいですね。
信長旗下で、母衣衆として戦働きを重ねた雄姿が銅像になっています。
若き日は、天下の戦場を駆け 槍の又左(またざ)と雷名を轟かせた武勇。
感染症に苦しむ時代も・・ 戦国の世の如く遠い過去になる日が。
再び・・ ゆっくりと境内を鼠多門のほうへと歩いてみましょう。
神社の創建時、江戸幕府から外様大名扱いの加賀藩は、緊縮ばかり命じられ
亡き主君の利家公を崇めて祀る神社の創建も簡単には許されませんでした。
関ヶ原の戦・・ 以降に激変した勢力図の顛末を物語るエピソードですね。
思わぬところに 美しいツツジが咲いていました。
江戸時代の金谷出丸 が尾山神社となり、対岸はもちろん金沢城址。
そこには、数年前から再現された、玉泉院丸庭園
を堪能していただけます。
この玉泉院丸庭園を 尾山神社(金谷出丸)と結ぶのが 鼠多門。
いま 玉泉院丸庭園に入りますと、鼠多門の再建工事が進んでいる最中です。
これは庭園(城側)から眺めた 鼠多門の様子ですね。
完成しますと、これまでより徒歩で市街地からのエントリーが楽になりますよ。
玉泉院丸庭園の周辺も見事な石垣など見どころがたくさんあります。
来月の完成式典には、知事をはじめ関係者や著名人も参加するでしょう。
林の向こうに静かな佇まいを見せる 尾山神社。
いままでは、こうした位置に立つアングルの写真は少なかったのです。
城側にある 三十間長屋ですね。 夜間はライトアップされて綺麗です。
金沢城址を巡りますと、こうした遊歩道に合流します。
ウイルス騒動など知らぬ自然・・ 城址公園も本格的な夏に向かう一日でした。
これから完成後は、城下のお堀通りも 賑わいそうですね。
豪奢に拡充されても 人を阻むのではなく、招きもてなすのが金沢城址。
新しい金沢城の名所は、貴女をお待ちしています。
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酉も干支の方向。 鼠多門の名は、干支ではなくてネズミ色の外観から。
黒漆喰を用いた海鼠壁が最大の特徴だと思います。
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