異色のドラマ時代劇 『猫侍』 …第十二話で最終回。

 

 

 

 

とにかく完全なる既成概念の一刀両断!でしたね。

 

濃い”顔、いいえ恐い”顔で演じる『北村一輝さん』のベタな侍像かと思えば…?

 

これは見事なまでの現代ペット事情のパロディ。

 

そして随所に感じられる優しい物語、こんな筋書きの裏切られ方なら…最高。

 

動物癒し系時代劇 … チャンバラ?に新風を吹き込んだ名作でしたよ。

 

 

まさしく大団円

 

 


 

 

 

主人公が、元・加賀藩剣術指南役というところがいいですね。

 

斑目久太郎』(まだらめ きゅうたろう)、まさに新しいヒーロー像。

 

その精妙な剣捌きで、まだら鬼”という異名を持つ最強の剣士でもある加賀藩士。

 

いまなら順風満帆なエリートコースを歩いていた彼はとある事情でドロップアウト。

 

故郷の加賀城下に妻子を残して…傷心の末に江戸で独り暮らし。

 

 

前回の私が書いた 猫侍の世界 にゃー  にクリックしてみましょう。

 

 

 

 

 

  (この写真で抱っこされてる猫ちゃんは、玉之丞ではなく…江戸の猫カフェ?の癒し猫^^)

 

 

そんな斑目久太郎は、慣れない土地での浪人生活で困窮を極めて…

 

よりによって受けた仕事は、にゃんと『猫を斬れ!』だとは。

 

飼い主を骨抜きにする化け猫あつかいされたのは…らぶり~な『玉之丞』。

 

ようするに呉服問屋加賀屋の番頭『佐吉』が主人の愛猫にヤキモチを妬いただけ。

 

つまらない…人間のジェラシー騒ぎに巻き込まれ、運命の出会いをした二人…二匹か?。

 

大江戸を舞台にした愉快なスラップスティック。

 

 

     (こちらは本物の玉之丞ちゃんですよ^^)

 

ストイックすぎる意識の強面の侍が、あどけない猫とのコミュニケーションで優しさを取り戻していく。

 

どこか憎めない友情のような不思議な関係でしょう。

 

 

は…気ままで奔放で、知らない内に内面に入り込んでくるようなところがありませんか。

 

は…優しいけれど要領が悪くて、律儀に付き従うように傍を離れず守ってくれている。

 

(そこには動物の対極とも言えるタイプを感じました。)

 

 

殺伐とした毎日の中で失っていた人間性を取り戻し成長した男のストーリー。

 

コミカルな中に、現代社会へのメッセージ性を感じました。

 

時代劇の新しい可能性を表していましたね。

 

 

よかったね  また再会できて ドキドキ

 

 

 


 

 

猫侍』の劇中で、流れる…唄。

 

 

彼のテーマソング?らしいのですが、真面目に聞くほど笑えてしまうので。

 

ミスマッチなのか、狙い通りなのか…まさに迷曲です。

 

(北村一輝さんが歌っているように聴こえますが^^)

 

 

男が決めた~ 剣の道~ 脇目もふらず突き進む

 

熱き炎を胸に秘め~

 

斬るべし、斬るべし、斬るべし!

 

無双のまだら鬼~ 

 

 

 

 

 

天下の妖刀~ ひと太刀で~

 

 

 

 

 

 

広くその名を轟かせし~ 百戦錬磨の剣さばき~

 

 

 

斬るべし、斬るべし、斬るべし!


無敵のまだら鬼~ 

 

 

 

 

 

三番もあるらしいのですが、まずはドラマを堪能されたし。にゃー

 

 

 

 

 

 

知らない内に…口ずさむ己に驚愕( ̄ ̄;)!!