人は感情的にストレスを感じると気の流れが乱れ
身体の問題に影響してきます。
心と身体が繋がっているという話はこのあたりの話です。
施術していると珍しくなく
意外と多いのは「歯の食いしばり」をされている方。
イライラする→気が上昇(逆流)する→歯を食いしばる、
目が充血する、肩が緊張する
我慢する→気が停滞する→歯を食いしばる、便秘になる、
肩や背中が緊張する
常に緊張をする→歯を食いしばる、全身の筋肉が緊張する
不安や恐怖を抱える→気が停滞する→不眠になる、
慢性的な腰痛になる、頭痛、耳鳴り、
自律神経が乱れ呼吸が浅い、などの症状が現れる。
腑に落ちない問題を抱えている→気が逆流する→逆流性食道炎、吐き気、
胃酸過多、胸焼け、頭痛、胃の痛み
これは問題の一例であり、このような傾向にあるということです。
経絡調整をすると気の流れが正常化し感情面にも良い影響が出ます。
逆に感情面が良くなると気の流れも良くなります。
難しいのは単純に気の流れを調整し感情面に良い影響が出ても
根本的には問題に対して何に気づくのかが大事になってきます。
対人関係のストレスであれば、ストレスの対象の人は変えられません。
しかし、自分の思いは変えることができ
思いが変わればストレスに感じていたことにプラスの変化が起こります。
ストレスが原因で気が病んだ時、自分の内なる感情が
気の状態に影響を与え、それが身体の中で毒になっています。
毒が抜けない間は「本当の問題に自分で気づけていない」ということで
なかなか自分で答えを見つけるのは困難を極めます。
私自身、心理学も学びカウンセリングのセミナーも受講しています。
自分で考えて答えが見つからない時に役に立つのは
「人に話を聞いてもらう」ということです。
話を聞く人はこの時アドバイスをせず、オウム返しをすると
話し手の考えがまとまりやすく、自分で答えが見つかると感情が流れます。
東洋医学では「気血水」で心身の健康を支える3つの要素です。
気:全身をめぐり身体を温め、原動力となるエネルギー。精神活動も司る
気が不足すると倦怠感、無気力。気が滞るとイライラ、腹部の張り。
気が逆流するとのぼせ、不眠
血:血液・栄養・滋養。血管の中を通り、全身に酸素や栄養を運び潤いを与える
血が不足すると皮膚の乾燥、立ちくらみ、貧血。
滞ると血行不良、冷え、生理痛、慢性的な頭痛などが起こります
水:体液・潤い・免疫。
血液以外の体液(リンパ液、消化液、関節液など)であり
体内を潤し不要な水分を排泄する。
水が不足すると乾燥、のぼせ。滞るとむくみ、痰、めまい、身体が重い
気を調整するには気血水のどれに働きかけても作用します。
最も簡単で身近な気の調整は「水を飲む」「腹式呼吸をする」「運動をする」です。
いずれも身体や精神の緊張を緩和することに役立ちます。
ただ、流れが悪くなり過ぎてるとこれだけでスッキリするかというと
そんなに単純でなく、きちんとしたケアが必要になります。
身体が休まっていない人は、しっかり休めたり睡眠を確保したり
日々ストレスを感じている人は、
自分が心から楽しめる事に没頭するようにします。
中医学の「腎」は先天の精と後天の精という2つのエネルギーがあるとされ
先天の精は命の源となる大事なエネルギーが貯蔵されている器官で
無駄遣いしないことが長生きのためには重要となります。
腎が衰えると骨や歯が弱くなる、耳が遠くなる、耳鳴り、精力減退、
白髪、薄毛、髪の毛が細くなる。
先天の精は増えることはなく、年齢とともに減っていきます。
例えば、睡眠時間を削って仕事をしたり、マラソンを長期間続けたりすると
このエネルギーが無くなるのを早めてしまいます。
後天の精は日常的に使われるエネルギーで身体を休めれば回復します。
気血水は西洋医学で言えば自律神経系とも関連があります。
次回は気と感情の関係性についてお話します。
なぜ日本人こそ身近なのかと言うと
慣用表現でも他の国の言語にはないほど
「気」という言葉を使うからです。
気の概念は古代中国から伝わった「気」が身体や精神を支える
エネルギーであるという考えからだそうです。
人間関係→気を遣う、気にかける、気が合う、
行動→気が重い、気がつく、気をつける、気合を入れる
状態→気が散る、気が済む、気が遠くなる、気が重い、気に入る
近代日本では「空気を読む」という行動も身近な「気」だと思います。
目には見えないものではあっても日本人は自然と触れ合っています。
最近はYoutubeでも武道の達人動画で身体操作など
紹介されてるのを見かけることが多くなりました
(私はこのような動画が結構好きです)
身体操作はヤラセではなく受けた人にしか分からない
不思議な感覚があります。合気道を習っていたことがあり
技の1つ1つは基本動作を応用した身体操作によって
簡単に相手を投げたり、崩したりが可能になります。
前に気功を使ってる方の体験を受けたことがありました。
立っている状態から気功で床に転がされるものでしたが
本当に転がされて驚きました。
ただし、「絶対転がされないぞ」と力んでいたら転がされません。
「気」というのは相手との繋がりがあって初めて効果が出るので
「転がされないぞ」というのは相手との繋がりを拒絶し
受け入れないので転がされません。
つまり、アニメのように気功を打って
相手が吹き飛ぶというのは繋がりがない状態では
起こり得ないものです。
合気道は気ではなく身体操作であり
力の起こりが分からないベクトルからの作用が関係したり
姿勢や身体の使い方で相手を傷つけず投げたり、極めたりします。
試合はなく、激しい運動をする武道ではなく
身体操作を学んでみたい方にオススメです。


