いつの間にかしてしまう「運を悪くする行動」から抜ける【3・終】 | ゼロ思考 (願いが叶う潜在意識・瞑想・ゼロ思考アファメーション・カウンセリング)★佐田弘幸

ゼロ思考 (願いが叶う潜在意識・瞑想・ゼロ思考アファメーション・カウンセリング)★佐田弘幸

瞑想歴20年、プラス思考の弊害を唱えて20年。
日本人に合う独自のゼロ思考アファメーションや、潜在意識の攻略法などを「ゼロ思考メソッド」として提唱。カウンセラーの養成講座も好評。

前回、運の良い人・悪い人の

具体的な特徴について書きました。

 

>> いつの間にかしてしまう「運を悪くする行動」から抜ける【2】

 

大まかな傾向は、下記の通りです。

 


 

幸福を得られない不運の人の傾向

  • 自己中心的 (無自覚)

  • 目的が無く、流されて生きている。義務で行動している

  • 「自由にしてよい」と言われると、何をして良いか分からない
    → 定年後に本当の自分、生き方の集大成を見ることになる

  • 根底に自己肯定感の低さ

  • 他人に対して批判的で不寛容

  • 義務だと、仕方なくする。またはしない

  • 過去の生き方から、人生はガマン・苦労だと思っている

 

幸福を得られる運の良い人の傾向

  • 周りを幸せにしようと考える

  • 小さくても目的を持っていて、そこに近づくことを考えている

  • 「自由にしてよい」と言われると、したいことがたくさんある

  • 定年後に、役職から離れた友達がいる

  • 周囲を助けようと考える

  • 公共用具の使い方が、次に使う人のことを考えている

  • 義務でするときでも、その中に喜びを見出す工夫をしている

  • 過去の生き方から、人生は喜びを人に分け与えること、と思っている
     


 

しかし、100%運の良い人の発想になるのは、

急には難しいですね。

 

 

*運の良い人になるには


鏡の法則というのは、

出会う人が自分の鏡、というもの。

  • 相手にしたこと、それが自分に返ってくる(良くも悪くも)

ですから、次の公式も成り立ちます。

  • 得たいものがあれば、まず人に与える
  • 誰かの責任にしても状況は変わらない、苦難を自分の学びにする

 

つまり、

あなたが自信をつけたいなら、

他人が自信を持てるような声掛け

(褒める、ねぎらう、評価する、など)

をするとよいでしょう。

 

 

●愛情がほしければ、

周囲の人に愛情を持って接すること。

 

そのとき、批判的にならないように、

相手の立場に立って考え、

自分がして欲しいと思う接しかたをする。

(批判癖があるなら気を付ける)

 

 

●あなたが人見知りで孤独なら、

普段は特に挨拶をしない関係の人にも挨拶する。

 

顔見知りではあっても、

まだ話していない人へ

自分からにこやかに挨拶をする。

 

人見知りの人は挨拶も苦手でしょう。

しかし、人見知りはあなただけではありません。

 

たいていの人は、初めて会う人には警戒もしますし、

自分から積極的に挨拶をする人は珍しいでしょう。

 

しかし、あなたから特に話しかけなくても、

知らない人からにこやかに挨拶されたら、

嬉しいと思いませんか?

 

ですから相手が初対面で拒否しているのではなく、

相手も人見知りと考えたら、

挨拶しやすいのではないでしょうか。

 

 

●利益を出したいのなら、

まず自ら、相手の利益になる行動をする。

 

営業で上手く行かない人は間違いなく

相手の気持ちより、自分の商品をどう売るか?

にしか注意が向いていません。

 

ある程度、相手の心理を理解して、

言葉巧みに誘導する頭の良い人は、

ある程度まで結果を出せても、

最終的に幸せにはなれません。

 

行動の動機が、どう取りつくろっても、

相手から奪う気持ちから来ているからです。

 

もし人から奪う人が、

NLPの技術を使って言葉巧みに相手を誘導したとして、

 

「自分の儲けだけのためではない。

相手のためにしているんだ」

と自分をだませたとしても、

 

“人にしたことが返ってくる” 

その法則に沿って、宇宙は動くだけなんですね。

 

返ってくるのは行動より動機

途上国に行くと、

物乞いに「恵んでくれ」と言われることが多々あります。

中には、しつこくつきまとう物乞いもいます。

 

物乞いの数があまりにも多いと、

仕方ない気持ちになって施すことのも大変です。

 

インドではマフィアが物乞い要員の子どもの手を切ったり、

片目をつぶしたりして物乞いをさせます。

 

その方が、観光客が哀れと思って恵んでくれるからです。

 

観光客がたくさん金を恵むと、

マフィアは儲かると思って、

手足を切られ、目をつぶされる不幸な子どもが増えます。

 

どうすればいいのでしょう。

 

そのときは、仕方なくでも、

数が多くてやり過ごしても、

宿泊所に帰ってから、

 

「(物乞いの)子どもたちが幸せになりますように。

 この世から貧困がなくなりますように。

 搾取ではなく、助け合いと思いやりによって

 貧困がなくなりますように」

 

と祈るようにします。

 

 

同じ施しであっても、

動機と、さらに後の気持ちが大切です。

 

同じことをする時、

嫌々する、

仕方なくする

喜んでする、

人の幸せを祈ってする、かによっても、

宇宙が返してくれるものは変ります。

 

他者にしたこと、祈ったことでも、
動機のレベルにおいて返ってくる

ということでしょう。

 

 

心から、というのが難しいと思います。

 

しかし、最初は心からできなくてもよいのです。

 

褒める努力をしたり

ねぎらったり、共感したりすることで、
相手が喜んでくれたら、ふと

自分も幸せに感じる…

そういう経験をするでしょう。

 

あなたが周囲に対して、

優しくしていると、

いつか、相手もあなたがしたように、

自分に対しても

優しくしてくれるようになります。

 

挨拶をしていると、

単に顔見知りだった人は、

よき友人となって、

あなたに笑顔を向けてくるでしょう。

 

見返りを求める心

人にするときは、

見返りを求めない心がベストです。

 

なぜなら、相手が礼を言わない場合、

「してやったのに!あいつはけしからん!」

と相手を責める心を持つからです。

 

すると、この批判がまた自分に返ってくる。

 

(+_+)

 

だから、見返りを持たないようにしましょう。

 

 

…は、正論ですが、

そう言葉にすると、

人はその正しさにとらわれます。

 

つまり、

「見返りを求める気持ちを持ってはいけない」となって、

ふと思ってしまった見返りの心に対して、
自責の念が生まれるのですね。

同じく、他人に「見返りを求める態度」を見たら、
その人へ

「見返りを求めるうちは、まだまだダメだ!」

説教したくなるのです。

 

我々は、どんなに素晴らしい真理に触れても、

まだ身についていない場合、

このように分かったつもりになるのです。

 

だから、内観は難しいのですね。

 

このように最初は、

「見返りを求める気持ち」を
持つのが普通です。

その気持ちに気づいて、
「まだ、自分はできていないが、そのうちこれもなくなるだろう」
と思いながら、気づいた見返りの気持ちを批判することなく、

認めて、流していきましょう。

 

 

*幸運体質になる事例

 

終電を過ぎて、タクシーに乗ったときのこと。

 

運転手さんに、

「終電なくなったとき、タクシーがあるとホント助かります。
遅くなっても、安心して仕事のつきあいができるので」

 

と言ったところ、

運転手さんはすごく嬉しそうにしていました。

 

そして運転手さんは、目的地のかなり手前で、

なんと、メーターを起こしてくれたのです。

 

すぐ手前ではなく、

信号一つ分と、かなり手前です。


その日の就寝前に、
「あの運転手さんに、幸せなことがたくさん起こりますように…」と

しばらく祈りました。

 

運転手さんの喜ぶ姿を想像すると、

私も幸せな気分になったのでした。

 

その日は、

「自分がこうなりたい!」と念じることは

なかったのです。

自己中心的な望みから、離れていました。

 

 

幸運体質になるために、

日常の中で、こうした

「周囲の人を幸せにする行動」

をたくさんしていくと、

ビル・ゲイツ氏の、成功の法則の言葉が、

実感できるのではないでしょうか。

 

* ビルゲイツ氏の語った成功の法則

「イノベーションと、周囲の人を幸せにすること」

 

実は、

「自分(だけ)がこうなりたい」

とエゴから祈るより、

 

「人が幸せになるように!」と祈る、

利他の心からくる念のほうが

本当の運の良さに繋がるのです。

 

 

さらに、

運気の流れを理解しましょう。

 

誰かに何かをしてもらったら、

他の人にもお裾分けする。

 

運気の流れを自分のところで止めない。

流れの中にいましょう。

 

自分のところばかりにとどめておこうとすると、

運気はよどみます。

 

川の流れと同じですね。

 

 

*運の悪い人はいつも不安

 

仕事相手との関係は、
良いに越したことはありませんね。

 

相手の仕事に役立つ人を紹介したり、

情報を教えたり、手伝ったりする。


相手がうまく行くように、毎日祈る。

 

この祈りが板に付いてくると、

“相手の成功が喜べるようになっている自分”

に気づきます。

 

こういう発想ができる人は、

 

自分の損得に焦点が当たっていないので、

未来の不安や恐怖というものを

あまり感じません。

 

気持ちの焦点が、

今、ここにあるのでしょう。

 

反対に、

いつも不安にさいなまれている人は、

 

世界と自分とのつながりを損得で考えるクセ

が染みついていて、

 

無意識のうちに、自己中心的な発想になっている、

と考えてよいでしょう。

 

そう、運の悪い人はいつも

気持ちの焦点

「自分」当たっている のです。

 

…でも大丈夫。

 

「自分が、自分が」となってしまうのは、

ほとんど人が持つ不足感から来ています。

 

それは、生育過程において

十分に自分を受け入れ、認められなかったという

「自己肯定感の不足」を

取り戻そうとする気持ち なのです。

 

ですから逆に、

すでに自己肯定感を持っている人は、

自分が幸せなだけでは物足りなくなり、

他人の幸せ貢献したくなるのでしょう。

 

 

皆さんは、人に優しくして、

喜びを感じたことはありませんか?

 

本当のみなさん(自分)は、

人に良いことをしたい気持ちが

根底にあるのではないでしょうか。

 

今まで

「変わりたいのに変われない…」

と思っている人でも、

生きるために本当に大切なことを

新たに学び直せば大丈夫です。

 


生育環境で、よほど親子の関係が良く、

十分に認められ、受け入れられて育った人以外は、
誰の中にも普通に

自己中心的な部分はあります。

 


私も、父親との確執がありました。
父親に対する記憶で言えば、
感情的になった父親から暴力を受け、
「おまえは生きている価値がない!」

存在そのものを否定されたことが

強く残っています。

優しくされた記憶はほとんどありません。
優しく接する態度や気持ちを、

親の態度から学んでいないのです。

だから、人に優しくしようと思っても、
自己中心的なお節介になり、

それを押しつけてしまう。
相手が受け取らないと、不満に思うのでした。

相手が失敗することが分っていると、修正してしまう。
「失敗してもそこから学べばいいので、見守る」

ということができない。
結局は、自分も親同様に支配的なんですね。

 

昔の私は、困ったもんです(汗)。

心の勉強を始め、こんな自分をなんとかしなければ、
と改善してきて、今はかなり変わりました。

しかし、身近な家族の中で、自己中心的な行動が出ます。
それは…

 

*無意識に自己中発動

 

家では、有機野菜とほぼ無添加の食材を

週一で宅配してもらっています。


その中で、無添加の宇治抹茶クリームパンが

二つ届いたときのこと。

私と嫁、それぞれ一個ずつで、計二個。

たまにしか買えない、おいしいパンです。

 

(且つ、アレルギー体質の私でも問題ありません)

 

念を押しますが、私の分は一つなんです。
しかし…

夜中に私、本を読みながら、

いつの間にか、二つ食べていたのです!


嫁に指摘されて、ハッと気づきました。

「やってもうた…(遠い目)」

ホント、知らない間に…なんですよ。

食べた記憶が無いくらいナチュラルに、

自己中が発動していたんですね。

内観を指導している私のに…
どんなに気を付けていても油断すると、

自分の都合のいいように、人は考え行動するんですね。

 

たぶん、「もっと食べたい」

という感情レベルの欲求を満たすために、

「自分の分以外は、食べてはいけない」

という理性の判断には気づかないようにして、

禁止している欲しいものを、得たんだと思います。

 

これが無意識の働きなんですね。

自己中を無くすのは難しいものです。

 

瞑想を学んでも成長しない人は、たくさんいます。

共通項は、内観ができていないこと、です。

 

だから、自己中が手放せない。

身についていないから、

他人へ真理を話したがる。説教する。

 

さらに、“真理から離れている人” を

心の中で見下している。

その気持ちを宇宙は本人へ返すため、運が悪い。

 

でも自分では運が悪いと認めない、

となります。

 



運の良し悪しを調べ、

自分に当てはめて考え、
改善する部分がたくさんありました。

しかし、油断すると戻っている。
いつの間にか、昔のクセが出てしまう。

人からそれを指摘されて(もしくは自分で)、

気づいて、修正する。

これをしていると、

時間はかかりますが、着実に進みます。

この繰り返しで、

少しずつ、良いことが起きるようになってきますから、

ご安心を。


瞑想教室でも、

 

日常の、誰もが受け流す出来事の中にある
自分の思い込みや、傾向を見つけて、

改善していく

 

ということをやっています。
良い部分は、さらに伸ばします。

内観を通して、
自分を育て、幸せになるには、
自分を知ることが大切
である、とよく分ります。

 


“自分育て” を通して

自己中心性を手放し、

他人も自分も同じように愛し、

大切にすること…

 

それが「運の良い幸せな人」

になるための道なのだと思います。

 

ぜひこれをヒントに

みなさんも「運の良い幸せな人」に

なってください。

 

この記事がみなさんのお役に立てたなら、

それは私の幸せとなるでしょう (^^)

 

 

それから、内観に興味を持ったなら、

下記の書籍により詳しく書いていますので、参考にどうぞ。

 

~終~

 

 

―  書籍  ―

佐田弘幸の本 【幸せになれるマイナス思考】 総合法令出版
プラス思考を学んでも、何となくうまくいかない。
そんな人にお届けしたい内容です。


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