「ありがとう」を受け取らないのは、自分を守るため | ゼロ思考 (願いが叶う潜在意識・瞑想・ゼロ思考アファメーション・カウンセリング)★佐田弘幸

ゼロ思考 (願いが叶う潜在意識・瞑想・ゼロ思考アファメーション・カウンセリング)★佐田弘幸

瞑想歴20年、プラス思考の弊害を唱えて20年。
日本人に合う独自のゼロ思考アファメーションや、潜在意識の攻略法などを「ゼロ思考メソッド」として提唱。カウンセラーの養成講座も好評。

「感謝の言葉や褒め言葉、
 自分に良くしてくれる行動を
 受け取れない人」

周りにも、けっこういませんか?

  • 「いえいえ、礼を言われるほどのことではありませんし」
  • 「(褒め言葉に対して)そんなことないです、たまたまです」
  • 「おごってもらうなんてとんでもない。自分で払いますから!」

…または、

言葉で「ありがとうございます」
とは言うものの、心から受け取っていない。


感謝してくれた人にも、
褒めてくれた人にも、
おごるよ、といった人に対しても、
受け取らないのは、
その気持ちを否定することになります。

相手からすれば、残念な反応なんですね。

「喜んでもらえると、私もすごくうれしいです!」
「褒めてくださってありがとうございます!」
「いいんですか?うれしいです。ご馳走さまです!」

そう言って喜んでもらった方が
相手も気持ちいいですよね。


なのになぜ、
「いえいえ、そんな」
と、受け取らないのでしょう?

 

https://pixabay.com/ja/

受け取らない人に、
受け取らない理由を聞くと、
大抵は、次のように答えます。

 

  • 「自分は、感謝されるほど価値のあることはしていない」
  • 「それは褒められるほどのことではない」
  • 「おごってもらうほど、相手を楽しませたわけでもないのに」
     

これらは「自分には価値がない」というメッセージですね。

それって本当でしょうか?
皆さん、そうカウンセラーも含めてその言葉に騙されます。

実はそれって嘘なのです。
え?嘘…?

まぁ、嘘というのは言い過ぎかも知れませんね。


内観が上手くできるようになると、
自分では分からない本音が分かるようになります。
表面上の理由ではなく。



「なぜ、相手の感謝を受け取らないのか?」
と自分の奥に聞くと、

「感謝を受け取ると、なぜか不快な気持ちになる」
と、返ってきます。

「不快な気持ちとは?」
と、さらに聞きます。

「そんなに良く受け取られても、
後から本当の私を知ると、相手は必ずがっかりする。
だから、後で失望されないように、
最初から期待してほしくない」

または、

「褒められたのなら、無理をしてでも、
相手の期待に答えなければならない」

そのような心の声が返ってきます。


…これらの考えは、無意識(潜在意識)です。
自覚はありません。

けれど、「受け取らない」という行動をとり続けます。

しかし、

「後からガッカリされるのが怖いので、受け取りません」
「期待に応え続けるのはしんどいので、受け取りません」

とは、意識に登ってきません。


内観ができないため、
もっともらしい理屈を考えます。

それが、
「自信がないから」
という漠然とした理由。


ですから、
「人からの感謝を受け取りましょう。自信が付きますよ」
と言ったとしても、残念ながら当たってないのです。
(信じていた方、ごめんんなさい…汗)
 

  • 受け取るのが怖い
  • 受け取ると後が困る


これら、不快を生み出した原因があります。

 

その原因を見つけて理解すれば、

「恐怖」や「困る」という潜在意識の思い込みは、成仏します。

 

「過去に、○○という経験をしたから、

それから、潜在意識でそう思っていたんだな。

でも、それは昔の話し。

今の自分には、もう関係がないんだ」

 

そうなって初めて、
 

  • 「ありがとうを受け取るのは、怖くない」
  • 「相手の期待に、、応え続ける必要もない」


と潜在意識の反応がコントロールできるようになるのです。

 

 

クライアントさんがセッションの数日後に言われたのは↓

 

いろんなヒーラーさんやカウンセラーさんに

自分の価値を高めるワークをしてもらいました。

 

それでも、自分が何か良いことをして、

相手からの「ありがとう」を言われたとしても、

受け取れませんでした。

 

もちろん、言葉では相手へ『それは、良かったですねぇ』と言ってはいるのです。

 

それでも、『自分はたいしたことをしていない』とか、言ったり、

褒められると、その場に居づらいので、話題を変えようとしたりしていました。

 

今までは、そんな自分の対応から、

私の自己肯定感は低いと思っていたのですが、

そうではなかったのですね。

 

まさか、自分に都合が悪いから『ありがとう』を受け取っていなかったとは驚きです。

 

おかげさまで、「ありがとう」を受け取らない理由が分かりました。

 

「受け取れない」のではなく、主体的に「受け取らない」んですね。

 

セッション以後でも、身体の反応として「ありがとう」を受け取らないように一瞬なります。

 

ですが、『ああ、またやってるわ(笑)』と自分がおかしくなり、すっと受け取れるようになりました。

 

本当にありがとうございました。

 

 

*** まとめ ***

 

「人からのありがとう」を受け取らない理由

 

自分に価値がないから、受け取らない

のではありません。

 

受け取ると、都合が悪いから受け取らない

のです。

 

つまり、

感謝を受け取らないのは、

無意識が自分を守っているからなのです。

 

ここを、ほとんどの人は誤解してしまうと思います。

 

もちろん自己肯定感の影響もありますが、

ただ、自分を守る反応として受け取らない

という理解も必要です。

 

 

★もう少し掘り下げると★

 

脳は常に複雑な考えを自動化しています。

それは省エネのため。

 

だから考えずに、外からの脅威に対して、

回避反応としての反射が起こっているのですね。

 

我々は、「自分は考えている」と思っているのですが、

日常のほとんどの考えは、

このようにただ、周囲からの刺激に「自動的に反射した思い」

である場合がほとんどです。

 

これは

免許を取り、運転に慣れたら、

周囲の状況に反応して、

ハンドル・ブレーキを

反射的に自動操作しているのと同じですね。

 

運転も「考えない」のではなく、

脳の省エネという理由で「積極的に考えない」のです。

 

我々の意識には、そういう仕組みがあります。

 

この“脳の自動化” として学習してしまった反射が好ましくないと、

生きづらくなるのです。

 

だけども大丈夫!




自分の中の生きづらさがあると、

未来に希望が持てず、

閉塞感の中で生きることになります。

 

瞑想を学び、内観で潜在意識を知って

コントロールできるようになれば、

自分の思い込みから解放されて、

自由に生きることができるようになります。

 

そのために、瞑想Web講座を用意しています。

 

カウンセラー養成講座も行っております。

プロのセラピストやカウンセラーの皆さん、

スキルのステップアップにもいかがでしょうか。

 

 

―  書籍  ―

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