いつの間にかしてしまう「運を悪くする行動」から抜ける【2】 | ゼロ思考 (願いが叶う潜在意識・瞑想・ゼロ思考アファメーション・カウンセリング)★佐田弘幸

ゼロ思考 (願いが叶う潜在意識・瞑想・ゼロ思考アファメーション・カウンセリング)★佐田弘幸

瞑想歴20年、プラス思考の弊害を唱えて20年。
日本人に合う独自のゼロ思考アファメーションや、潜在意識の攻略法などを「ゼロ思考メソッド」として提唱。カウンセラーの養成講座も好評。

クライアントさんは、

「運が良くなりたい」とよく言います。

 

実は、その背後に、

 

「現状に満足していない。

 その原因は、コントロールできない運にある」

…という思いがあります。

 

昔、私なりに思っていた、「運」についての考え方を、

前回のブログ【1】に書きました。

>> いつの間にかしてしまう「運を悪くする行動」から抜ける【1】

 

この

「本気で渇望して行動すれば願いは叶う」

「念ずれば山をも動く」

 

…に捕らわれず、

より深く調べることによって、

私の運の理解がさらに広がりました。

 

特に「運の良い人」だけを調べるよりも、

対称に位置する

「運の悪い人」を調べることで、

 

「運」の理解が、飛躍的に進みました。

 

運には、心のあり方が影響する

ということを述べていきます。

 

 

 

「運」の定義を様々な辞書から要約すると…

 

 人の力ではどうすることもできない作用

 偶然の巡り合わせ

 

 

なので、再現性を求める科学的な視点から

運を良くするといっても、

 

そもそも法則が見つからない、

意味が無い、

と、なります。

 

 

しかし私は、

「運の良い人・悪い人」

には、

それぞれ一定の傾向が見られる

のを観察したのです。

 

 

ここで扱う運の良し悪しは、

 

 

確率的に恵まれているか?

だけではなく、

本人が 現状で幸せか否か も含んでいます。

 

 

*運が悪い人の傾向は?

結論から言うと、

 

幸せでないという運の悪い人には

下記の特徴が見られました。

 

  • 自己中心的 (無自覚)
  • 目的が無く、流されて生きている
  • 根底に自己肯定感の低さ
  • 他人に対して批判的で不寛容

 

 

運の悪さは、

上記の要素の多さに比例しています。
 

ここでは、誤解が無く伝わるように補足します。

 

自己中心的と書けば、

こんなイメージを持ちませんか?

 

見るからに人を押しのけて

「自分さえ良ければ!」というエネルギーを出している、と。

 

そうではなく、ある意味、

どこにでもいる普通の人です。

 

その証拠に大抵の人は、

人当たり良く、ニコニコしています。

だけど運が悪い。

 

笑顔が大切だとか、

感謝とか、

風水を生活に取り入れたりもしています。

 

でも、なぜ運が悪いのでしょう?


運の悪い人の特徴を、具体的に説明します。

 

 

(1) 何かを得ても周囲に分け与えない

 

誰かに運良くステキな物をもらっても、

お裾分けしない。

 

運の流れを、自分だけでせき止めるイメージでしょうか。

身近な人へ幸運のバトンを渡さないのですね。

 

さらに普段から、

自分が損をしないように立ちまわり、
「自分だけが得をしよう」

と考えていました。

 

幸運を引き寄せて、

自分のところに止めておこう、とする考えです。

 

本人は無意識かも知れませんが、

自分の運の流れを止め、

他人の運を奪う行為にも繋がります。

 

 

(2) 他人からアイデアをもらっても、

   その考えを自分の考えのように人へ言う

 

他人をリスペクトしていない、という気持ちの表れ。

 

他人が考えて、その知識に到達した努力に感謝しない。

 

そして、その気持ちには無自覚です。

悪気はないんですよ。

 

ただ、意識的にも無意識的にズルイのです。

 

 

(3) 人からしてもらっても当たり前

    あまり感謝がない


手間のかかることでも、

相手に無料でしてもらおうとします。
断られると、逆に相手を恨みます。

 

 

(4) 他人に興味が無い


公共トイレで、

トイレットペーパーがなくなっても、補填しない。
汚しても清掃しない。


名刺交換をしても、自分の売り込みしかしない。
自分のことしか話さない。

 

自分ことばかりを優先して、

「これをされたら嫌だろうな」、とか

他人に対する共感があまりない。

 

その根本は、他人に興味が無いから。

 

 

(5) 流されて生きている


人生の目的がないため、

「宝くじが当たるように」等、

楽して儲かることしか祈らない。

 

これは本当に多いと感じます。

元を正せば、自己肯定感の低さにも関わってきます。

 

「儲けたら、困った人を助けるため、大きな寄付をしたい」

と風呂敷を広げるものの、

 

今できる、身近な少額の寄付をしない、など、

 

その行動を見ても、

社会貢献という発想が根底にないなぁ、

と感じます。

 

自らが本当にそう思ったら、

今できる範囲から行動しています。

 

その人の語る「良い言葉」の元をたどれば、

雑誌に載っている流行の価値観であることも多く、

それを他人へ語って行動しないのは

社会の価値観に流されて生きている人の特徴です。

 

 

(6) 感謝の気持ちが不在


「ありがとう」が運を良くすると聞いて、

それを千回言っても、
感謝の気持ちが不在。

ですから、気持ちを伝えるべき相手もいません。

 

ただ機械的に「ありがとう」を

千回繰り返すだけです。

 

「ありがとう」を言う、その動機は、

自分の運が良くなり、

自分が得するためなんですね。

 

最初は、もちろんそれでOK。

が、運の良くない人は、ずっとこの価値観が継続しています。

 

 

(7) 周囲の人をコントロールしようとしている


自分が目的を達成するために、

相手をコントロールしたい、と考えています。

 

良い行いをする場合でも、

その動機を突き詰めると、

他人をコントロールする目的に行き着きます。

 

自分を良く思ってもらいたい。

金を稼いで、異性をコントロールし、

性欲を満たしたい、等。

 

人を操作しようとしている気持ち、

それは隠しても、ニコニコしても、

周囲の人には伝わっています。

 

反抗しない服従的な人はコントロールできても、

自分で考えて行動する、自律的な人は離れていきます。

 

宗教でも、カリスマに群れる服従的な人が集まった結果、

おかしくなる団体は少なくありません。

 

強い支配欲求によって、

ある程度は上手く行くように見えても、

結果的に周囲と上手くいかず、

運が悪くなる場合がほとんどでしょう。

 

死の間際で、

「自分の生き方は間違っていた」と吐露し

癌で亡くなったスティーブ・ジョブズ氏なども

そのグループに入ります。

 

幸せとは、周囲の評価ではなく、

自身が感じるものだからです。

 

 

(8) 他人を見下している

 

自己肯定感が低いことから起こる心理です。

 

自己肯定感の上げるために、努力するのではなく、

他者を低く見積もって、

相対的に自分の自己肯定感を上げようとします。

 

「成功しても、アイツはここがダメだ」

など、成功者の負の部分を強調するゴシップ記事を好み
安堵感を得たいのですね。

 

意義のある意見ではなく、

ただ、人をおとしめる目的で発言をする人は、

自分に自信がないんです。

 

そうすると周囲から避けられて孤独になり

親切からの情報が入ってこないなど、

運が悪くなります。

 

 

(9) 失敗から学ばない

 

大きな失敗をすると、

前進や変化が怖くなります。

つまり

 

進む=苦痛

 

…となります。

しかし、失敗の原因を見つめて、

問題点を意識に登らせておけば、

今後の対策に活かせます。

 

そうなると、失敗は怖くなくなります。

 

されどそこで、

「失敗の原因を見るのが嫌だから…

という気持ちに流されて、

失敗の原因を見つめないと、

又、同じ失敗をします。

 

つまり、運の悪くなりますね。

 

実は、人の意思の構造は、

こんなに単純ではありません。

 

失敗の後に、誰かの責任にして、

自分の責任を見つめる苦痛を回避しようとします。

 

これは、

「恨む気持ち」をリソース(資源)にして

自ら前進しないように、無意識が働いている状態です。

 

被害者意識の強い人は

無意識が前進を避けているため、

運が良くなりません。

 

 

(10) 他人に対して不寛容

 

運の悪い人でも、
見るからに自己中心的という人は少ないです。

 

自己中と言っても、

まったく良いことをしないわけではありません。

 

むしろ電車でお年寄りに席を譲る、など

他の人より善行をする場合があります。

善行をする運の悪い人は、
よい行いをしよう
と学んでも、それがいつのまにか

 

よい行いをすべき

 ↓

よい行いをしなければならない

 ↓

よい行いをしない人を見下す

 

と、自分が善行をするだけにとどまらず、
自分の思う善行” をしない人を

憎むのですね。

マナーについても同じ。

 

自分がマナーを守るだけにとどまらず、
マナーを守らない人を

心の中で憎むことが多いのも、
この “ねばならぬタイプ” の特徴です。

例えば、歩きタバコの人や、
車の往来の無い道で、信号無視する歩行者を見たとして、

 

それが自分基準のルールから外れていると、

憎しみが向けられます。

「俺たちはガマンして、

 マナーを守っているのに…」


やはり批判的な気持ちは周りに伝わり、

運が悪くなります。

 

等々

 

まだ他にもありますが、

書き出すと、キリが無いですね(^^;)

 

 

 

何が言いたいのかというと、

 

我々は、常に自分の正しさに捕らわれていますし、

意識的に親切にしているつもりですから、

まさか自己中心的な要素が

自分にあるとは思いもしないでしょう。

 

ですから、内観を正しく学ばないと

自分の心がよく分からないのですね。

 

 

*運の良い人の傾向は?


逆に運のよい人は、
自己中心的の逆、と考えるとよいでしょう。

  • 周りを幸せにしようと考える
  • 周囲を助けようと考える
  • 公共用具の使い方が、次に使う人のことを考えている

 

(1) 人に優しい

 

家族が仲が良く、

大切にされて育ったため、

自分も人を大切にする。


気を配る余裕があるので、

我先にと並ぶのではなく、

人に譲ることができる。

 

 

(2) 自己肯定感が高い

 

愛されてきたため、自分が好きで、

自分の存在価値を認めている。

だから、他人をおとしめる必要がない。

 

「他人が幸せになるように」と

心から祈ることができる。

 

 

(3) 感謝の気持ちがある

 

愛されて育ったことがわかっているので、

周囲に感謝している。

 

何かしてもらうと、

相手に感謝し、それが言動として表れる。

 

 

(4) 他人に興味がある

 

愛されて育ったため、

他人が怖くない。

他人との交流は楽しい。

 

他人に少々冷たくされても、

自己肯定感が揺らがないのであまり気にしないし、

他人への信頼も揺るがない。

 

相手に興味を持ち、

相手のことについて質問する。

 

「自分が相手の役に立つには?」と、

まず相手のことを考えて行動するから、
人から信頼される。

 

仕事であれば、

自分の売り込み中心の営業はしない。

 

まず相手のメリットになるように考える。

 

 

(5) 理想や目的を持っている

 

こうなりたい、という目標を持って

日々を過ごしている。

 

何かをする場合、

何の為にそれをするのか?という

目的意識が強い。


いつも、なりたい自分になるための方法を考えている。

 

エゴを消し、

人のためという理想を行動に移すとき、

運が最高に良くなります。

 

 

 

 

ビル・ゲイツ氏は歳を重ねてから、

成功の法則は二つある

 

イノベーションと、

周囲の人を幸せにすること

 

と語っています。

イノベーションは言わずもがなでしょう。

 

ゲイツ氏は家族の仲も良く、

社会貢献のために多額の寄付もしています。

 


対して、癌で亡くなったスティーブ・ジョブズ氏は、

死ぬ間際に、

 

「自分は周囲を幸せにすることができなかった。

 自分の生き方は間違っていた」

 

と後悔を語っています。
彼は孤独だったのでしょう。

生い立ちを知ると理解もできます。

 

━━━

 

観察した結果見られた、

運が良い人・悪い人の傾向を

書きました。

 

運が悪い人の特徴に

当てはまっている人も多いでしょう。

 

自己中心性は、

自己保存の本能からも、

持っていても当然なのですから。

 

でも、幸せという観点から、

運が良い人になりたいですよね。

 

安心して下さい、

人は気持ちひとつで

変わることが出来ます。

 

次回は、運が良くなる方法について

書いていきます。

 

 

 ~続く~

 

―  書籍  ―

佐田弘幸の本 【幸せになれるマイナス思考】 総合法令出版
プラス思考を学んでも、何となくうまくいかない。
そんな人にお届けしたい内容です。


―  MENU  ―
カウンセリング  / 瞑想 大阪クラス  /  瞑想 Web講座
カウンセラー養成講座  /  書籍
商品 → 瞑想CD、瞑想マシン・ボイジャーエクセル等