やるべきことを先送り [4・終] | ゼロ思考 (願いが叶う潜在意識・瞑想・ゼロ思考アファメーション・カウンセリング)★佐田弘幸

ゼロ思考 (願いが叶う潜在意識・瞑想・ゼロ思考アファメーション・カウンセリング)★佐田弘幸

瞑想歴20年、プラス思考の弊害を唱えて20年。
日本人に合う独自のゼロ思考アファメーションや、潜在意識の攻略法などを「ゼロ思考メソッド」として提唱。カウンセラーの養成講座も好評。

「やるべきことを先送りしてしまう」

「能動的に行動できない」

という悩みについて、書いてきました。

 

その程度が重くない場合は、

「過去のそうなった理由」

「現在の行動したくない理由」

を内観により理解し、

考え方を変えていくアファメーションを述べました。

(アファメーションは過去記事を参照のこと)

 

しかし、アファメーションを一生懸命に唱えても、

なかなか効果が出ない場合もあります。

 

失敗したときの恐怖や、

他人の評価を気にして

「能動的に行動できない」

という気持ちが大きい場合は、

 

まず「自分に自信がない」

という、おおもとの原因を改善しないと、難しいのが実情です。

 

 

 

 

我々は、「自信」には、大きく分けて3つの種類がある、と分析しています。

 

その中で特にで大切なのは、

生育過程において

「周囲から承認されることにより育まれる自信」

です。

(その他→ 幼児的な万能感からくる自信、経験的自信)

 

平たく言えば

「自分は愛されている、

 ゆえに自分は、存在価値のある人間である」

という自信。

 

 

失敗しても、親が温かく見守ってくれた。

いつも親が応援してくれている。

 

そのような生育過程でまれた自信があると、

 

行動する前に、

「失敗したら、どうしよう…」

という根拠の無き不安にとらわれにくくなります。

 

いざ行動するときも、

「こんなことをしていると知られたら、なんて思われるか…」

という他人からの評価に怯える気持ちが起きにくくなります

 

「こんなことで失敗する自分はダメなんじゃないか…」

と、失敗後に必要以上に自分を責めなくなります。

 

さらに、人と比べて落ち込んだり、逆にうぬぼれたり、

と常に、他者と自己を比較して、

自分の位置を確かめる心理も起きにくくなります。

 

 

「自信をつけたい」

 

愛されて育った自信を完全に持っている人は、

身近な人との人間関係が良好で、

仕事も恋愛もうまくいっています。

 

今回のテーマで取り上げた「自信のなさ」とは、

多くの場合、生育過程において

十分な承認、

つまり、愛情を感じられなかったこと、からきています。

 

十分に感じられなかった

というところがポイントで、

多くの場合、必ずしも愛情がなかった、

というわけはありません。

 

たとえ親に愛情があっても、

親も完璧ではありませんから、

子どもの気持ちより、

自分のエゴを子へ押しつけることもあったでしょう。

 

褒める行為やスキンシップを

「甘やかす悪いこと」とし、

「厳しく育てることがよいことだ」

と信じて子育てをしていたのかも知れません。

 

親へ反抗するなどの、手のかかる兄弟や姉妹に親の注意が向き、

おとなしい子の甘えたい気持ちを我慢させていたのかも知れません。

 

親が愛情を持っていたか否かではなく、

何より受け取り手の子どもが、

「愛されている」

「認められている」

と、感じなければ

“周囲からの承認による自信”

つまり、自分への愛を育むことが難しくなります。

 

自分を愛せなくなると、

孤独を感じ、自責が積もり、

劣等感を抱くようになります。

 

この劣等感が強まると、

また、常に比較される恐怖や、

競争のストレスを抱くようにもなります。

 

中には、周囲を仲間ではなく、

敵と見なすようになり、

攻撃的な態度で、相手や自分を

傷つけるようになることさえあります。


さらに自分の価値は、

他者からの評価が基準になります。

 

 

常に他者からの承認がないと、

自分自身の価値を見出せず、

自分を愛せず、きらいになったりもします。

 

無意識では、ずっと

「自分を心から愛してくれる人が、

どこかにいるのではないか?」

と探していることもあります。

 

反面、

「本当の私を知ると、

皆ガッカリして離れていくのではないか?」

という恐れが常にあって、

人と距離を取ることもあります。

 

孤独感は増し、

他者への愛情までは余裕が無く、

自分のことで、一杯いっぱい。

 

そのため、

他者への共感や思いやりも持てず、

どうしても自己中心的になってしまう。

 

人と上手くいかなくなり、

さらに孤独は募る一方。

 

こうして、生きづらさを抱えてしまうのです。

 

 

ありふれた言葉ですが、

人生において大切なのは、

「愛」だと思います。

 

十分に愛情を感じて育った人は、

自分を愛しているため、

何事にも余裕があります。

 

他者に対しても、

信頼や愛情を持って接することができます。

 

そういう行動ができるのが自信のある人ですね。

 

 

近年、エドガー・ケイシーのリーディングを読み進めるうちに、

「神の栄光を広げる仕事をしたい」と

思うようになりました。

 

神の栄光とは、

すなわち「愛」であるとケイシーは言います。

 

お金、地位、他者からの評価、伴侶…

それらを多くの人たちが求めます。

そこに幸せがあると思って…

 

しかし、自他に対する愛情がなければ

何を得ても心の渇きは満たされません。

 

もっと、もっと…

と外に求め、際限がなくなるのはご存じのとおり。

 

たとえ、途中経過で金銭や物質的な願いは叶ったとしても、

人とのコミュニケーションに問題を抱え、

幸福は手に入れられません。

 

あのアップル創始者スティーブ・ジョブズでさえ、

最期には「自分の生き方は間違っていた。

もっと周囲の人を大切にするべきだった…」

と語って亡くなっています。

 

愛に飢え、心に余裕がないと、

無意識に「自分の成功」だけを考えてしまい、

その結果、他人を押しのける行動をしてしまうのです。

 

パワーがあって、支配的。

周囲を説得する術に長けていて、

物質的な成果は残している。

 

しかし現在、心から幸せと感じない人。

 

そういう人にトラブルが起きた場合、

十中八九、その人は関わった相手が悪いと考え、

自分を省みることは、

ほとんどないでしょう。

 

もちろん、本人に悪気はありません。

周囲からの刺激に、

心が無意識に反応してしまうのです。

 

しかし、これは神の意思に沿った考えとは言えませんね。

 

ケイシーの語る 「神」の立場からすれば、

自分も他人も同じ神の子であり、

兄弟姉妹であるそうです。

 

みなが大切な存在であり、

仲よく助け合って幸せでいることが

神の望みである…

と、ケイシーは語っています。

 

ケイシーは、ビジネスのリーディングも残しており、

そこでの成功の法則は、

神の意志に沿うこと。

 

それ、すなわち人に親切にし、

自分が他人からして欲しいことを相手へする。

 

良くも悪くも他人へしたことが自分へ帰ってくる。

そう述べています。

 

引き寄せの法則の元祖ですね。

 

 

「先送り」「行動できない」

という切り口から話を始めました。

 

色々な問題を追求していくと、

ケイシーの述べる「神から離れた状態」…

つまり「愛を忘れた結果、生じている」と、

カウンセリングの現場から、

私なりに理解できました。

 

「うまくいく方法論というのは、

神の意思に沿っていることと、一致する」

というケイシーの説も、今は納得しています。

 

(ケイシーの述べる神の概念を伝えるには

 字数を要するため、ここでは割愛します)

 

今回のテーマである

「行動できない、を改善する」にも当てはまり、

その目指すところは、「愛」と「調和」のある状態で満たすこと、

なのですね。

 

また、これが「自分だけ愛する」では効果は薄く、

利他の心を持った場合、それが達成できます。

 

もちろん、行動心理学を応用した課題のみでも

効果は無くはないですが、

その課題にプラスして、

「利他の心を持って自分を愛で満たす方法」を併用すると、

効果の差は歴然でした。

 

そうでなければ、

潜在意識のメンタル・ブロックを外したと思って、

一時は改善されたように感じても、またぶり返してしまう。

 

これは、カウンセリングやコーチングではよく起きますね。

 

ぶり返したところの発表は、施術者は都合が悪いのか、

なかなか表に出てきませんが、

これは少なくありません。

 

とはいえ、自分も含め、

みな未熟な存在ですから、

「問題の根底に、愛の欠如や、自己中心性がある」と

理解したところで、

すぐに変われるわけではありません。

 

「どうすれば、ケイシーの語る神の意思に沿った生き方が

 できるようになるのか?」

「どうすれば周囲の人を幸せにできるのか?」

 

佐田研では、それを大きなテーマとしています。

先送り癖や行動できない癖を改善するためにも、

私たちと一緒に学んでいきませんか。

 

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―  書籍  ―

佐田弘幸の本 【幸せになれるマイナス思考】 総合法令出版
プラス思考を学んでも、何となくうまくいかない。
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