●尊厳を守る気持ちが、言い訳を生んでいた!? | ゼロ思考 (願いが叶う潜在意識・瞑想・ゼロ思考アファメーション・カウンセリング)★佐田弘幸

ゼロ思考 (願いが叶う潜在意識・瞑想・ゼロ思考アファメーション・カウンセリング)★佐田弘幸

瞑想歴20年、プラス思考の弊害を唱えて20年。
日本人に合う独自のゼロ思考アファメーションや、潜在意識の攻略法などを「ゼロ思考メソッド」として提唱。カウンセラーの養成講座も好評。

こんにちは!
佐田意識研究所スタッフです。

「うまくいかないコミュニケーションの解決方法、
セルフコントロール法の考え方など、
マズローの欲求の五段階説に照らし合わせると、
とても納得してもらいやすい」

…と、佐田弘幸先生はよく説明しておられます。

このマズローの欲求五段階説は有名なので、ご存じの方も多いと思います。
下記の5つですね。


【5】「自己実現の欲求」 他者評価とは関係なく自分のしたいことに没頭したい

【4】「尊厳の欲求」 他人に認められたい、賞賛されたい、など

【3】「社会的な欲求」 他人とのつながりがほしい、わかってほしい、など

【2】「安全の欲求」 危険がなく安心して暮らしたい,、など

【1】「生理的な欲求」 食べたい、眠りたい、など


という風に、

人間には基本欲求が段階的なある
下位(1から)の欲求が満たされると、
次の欲求の実現を目指すようになる、

というものです。

今の日本では、多くの人が「生理的欲求」と「安全欲求」は満たされています。
しかし、多くの人が「社会的欲求」や「尊厳欲求」が満たされず悩んでいます。


【3】の「社会的欲求」が満たされていない状態とは、

寂しさや孤独を感じていること
居場所がないと感じていること
仲間がいない
誰も本当の自分を分かってくれない
愛されていない(尊厳欲求にもかかるかな?)

…などと思うこと。

ときどきありますよね。

どこかに属している
仲間がいる

というのは他人との関わり合いの問題なので、
これはコミュニケーション次第で改善できる部分です。

コミュニケーションがいかに大切で、
人間の根源的欲求に関わるものかが伺える話です。



佐田弘幸先生はよく、
DNAの目的は「個体の存続」と「種の繁栄」だ、
という話もします。

DNAから見た「個の保存欲求」は、行き過ぎると
「他者より自分優先」となります。

それは自分優先の発想なので、
他者への感謝の気持ちが薄れる。

結局、周りと上手くやれなくては、社会的な欲求も満たされないし、
DNA的には子孫を残せず目的も達成できない。

分かりやすくいうと、不幸になるってことでしょうか?



「尊厳欲求」は、もちろん自分にもあって、至る所で顔を出します。

最近、ゼロ思考クラスで話していて分かったのですが、
自分の尊厳を守るために、
「人(自分)があらゆるいいわけを作り出す」ところが面白かったです。

自分はいつもつい夜更かしをしてしまい、早く寝たいけれどそういう決心はしない。
なぜなら、決心してそれを破って、「意志が弱い奴だ」と自分で思いたくないから。

好きなお菓子をつい全部食べてしまうけど、

「夕食少なめにしたし」
「カロリーそんなに高くないし」
「今日は運動したし」
「昨日は食べなかったし」
「やせるサプリ飲んだし」

ありとあらゆる理由をつけます。

そうでないと
「お菓子を食べるのを止められない意志の弱い奴」
になってしまうからです。

そんな小さなことでも尊厳を傷つけられるとダメージなのです。

何かができないと
「自分は本気出してないだけ」
と思うようにして、自分の尊厳を傷つけてしまうことから避ける(^^;)。

何かが得られないと
「あれはすっぱいブドウだから」。

お金持ちを見ると、
「どうせ悪いことして稼いでいる」。

モテる子には、
「あんなコビ売ってる子にみんなだまされてるし!」。

できない自分を素直に認めることは簡単ではないですよね。
尊厳が傷つきますから。

損をするのに意地を張ることもよくやりますよね。
やっぱり尊厳を傷つけられるって、人間にとってかなり耐え難いことだと思います。

自己実現という前に、土台の欲求の動きをとらえないと、
足下をすくわれてしまうのですね。

欲求五段階説に絡めて、
最近、佐田研で話題になったことでした。


(佐田意識研究所スタッフ)