うまくいかない根源を探っていくと、「自信」というキーワードに行き着くことが多いです。
◆自信がないから、虚勢を張ってしまう。
人と話すのが苦手なので、孤独を好むフリをしたり、関心がないフリや怖い人のフリをしたりして、他人を遠ざけてしまうが、孤独となって心の底は寂しい…
他人からバカにされたくない、という意識が強く、自慢し過ぎたり、デキルるフリ、知ったかぶりをしたりして、評判を落としてしまう。
自信がないので、ありのままの自分を出せない。
◆自信がないから、人からどう思われるか(評価)が気になって本音を言えず、我慢してしまう。
【好きな人・本命】を前に、イイ人を演じてしまい、刺激がなく、つまらない人と思われてしまいモテない。
しかし、異性として【どうでもいい人】には、言いたいことを言えるので、逆にモテたりする。
それは、自分軸がある人に見えるからだ。会話に刺激もあるから魅力的に映る。
自信がないので、【本当に好きな人】には、ありのままの自分を出せない。
◆自信がないから、褒められても素直に受け取れない。
褒められれば褒められるほど「自分はそんな人間じゃない」と卑下してしまう。
多くの本に書いてある 【自信をつける方法】とされる「褒めること」に拒絶反応を示してしまう。
褒められたり、期待されたりするのが苦痛。
自信がないので、ありのままの自分が認められない。
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「自信を持ちなさい」、と成功者は言うけれど、そもそも成功者と思考プロセスが全く違う【非成功者】には通じない。
自信のない(極端に少ない)人は、自信を持った状態がよくわからないので、【自信とは?】と想像したとき、「ものすごい成功者の鋼のような自信イメージ」を持ってしまうことも少なからずあります。
さらに、そんな「自信」は、自分には到底持てない…と挫折を味わってしまう。
この場合、インナーチャイルド(トラウマを持った幼少期の自分)に結びつけてしまいがちですが、インナーチャイルド(という概念)を持ち出すマイナス面もまた多くあります。
インナーチャイルドが、スケープゴートになる可能性です。
「自信のなさは、インナーチャイルドが癒されていないからだ」という視点に縛られてしまうわけですね。
視野が狭くなると、多少の嫌な記憶もすべてトラウマと関連づけてしまい、膨大な時間をかけてインナーチャイルド癒しの無限ループに陥ります。
これが、いつまで経っても癒されないインナーチャイルドの構図です。
それがそのまま、いつまで経っても自信が付かない構図であったりします。
インナーチャイルドの癒しで問題解決しない場合、うまくいかない原因を「日常の思考の癖」に焦点を当てると、問題解決の糸口が見えてきます。
自信のない原因を、「過去のトラウマなどの要因」と「日常の心の癖」の2点から考えることが大切なのですね。
私のクラスでは、「日常の心の癖」の改善には、行動心理に沿った効果的な宿題を出します。
毎日する宿題をこなすうちに、考え方の癖が修正されていくのですね。
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「自信」つける、という行為は、健康の管理に似ています。
夜更かし、たばこ、暴飲暴食。
それらがたたって、健康を害します。
健康は、日頃の自己管理が大切です。
同様に…、自分を責める、失敗から学ばない、他人の責任にする。
それらがたたって、自信をなくします。
自信を取り戻すのに大切なのは、日常の自己観察と「考え方の癖」の管理が大切です。
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教室でも、これに沿った発想から生まれたホームワークをこなすことで、長年の自信のなさからうまくいかなかった願いが、徐々に叶うようになってくるのですね。
未来に希望が見えてくる、そんな言葉がピッタリあった夜明けのような心理状態に皆さんなっていきます。
この宿題を含んだ自己成長プログラムを、来年1月半ばから4ヶ月間のコースとして、WEB上で掲示板とメールを使って行います。
遠方の方でも参加できるようにと、皆さんのご要望に応えて作成します。
一人で出来なくても、三日坊主でも、みんなで支え合えば、必ず続きますよ。
だから大丈夫。
詳しいお知らせはまたしますね。