厚沢部町(あっさぶちょう)は、北海道の南端、渡島半島の日本海側、檜山(ひやま)管内に位置する農林業を基幹産業とする町。「メークイン発祥の地」と紹介している。

 

 余談だが町のHPには、メークインはイギリスのエリザベス一世が後押しして広めたとあるから、メークインはMay Queen=“メイクイーン”と表記したほうが気品がよりアップするのでは?とずっと思ってきた。ちなみに、イモならクイーンより七飯町発祥という“男爵”のほうが好みではある。

                  

 

 その厚沢部町の議会に関する記事がおもしろい。

【厚沢部】町議会は、9月開始を目指していた本会議のインターネット中継を10月以降に延期する方向だ。議員から「発言に自信がなく準備期間がほしい」との意見が上がったため。町民からは「理解できない」との声が上がっている。道新デジタル 2024年7月17日 19:38(7月19日 7:54更新)

 試行なしで開始することについて複数の議員から、「自信がない」、「発言の内容を考える必要があるので準備期間を」との声が相次いだため、9月の定例町議会で試行し、10月以降に開始する見通しとなったそうだ。

 

 「町民からはネット中継に物おじする議員の姿勢に疑問の声が上がり」と記事にあるとおり、これまでも傍聴はできたし、議事録だって公開されてきたわけだから、何をいまさらと誰もが思うに違いない。

 

 物おじ→物事をこわがること‥複数の議員は、失言することを怖れるのかのう。それがたちまちネットで拡散されて、全国から袋叩きにあうんじゃないかとか、そんな不安があるんじゃろうか。情けないのう。

 

 住民の代表として『素敵な過疎のまち』の実現を目指すという理念さえ忘れなければ、そんなに怖れることでもないと思うんだが‥。それでも「自信がない」とか、発言準備が必要と思うなら、“物おじ”などと優しく書かれているうちに、つぎの世代に代わってもらわなきゃあな。なり手不足だろうと、何とかしたほうがいい。