道新デジタル版のほうは見出しに、“役場に衝撃”というのもプラスされている。まさか、職員から偽造免許証を見せられるとは思わんものなぁ‥その能力は本来の仕事で発揮するべきだった。

 

 ただ、今後の対策としてあらたな職員に免許証の証明書提出を義務づけるのはいいとして、町職員に免許証のコピーを毎月提出させるというのはどうだろうか?他にやりようがあると思うんだが‥。

 

 まるで「あつものにこりてなますをふく」のようだ。失敗にこりて必要以上の用心をすることのたとえなんだが、ついでながら「羹に懲りて膾を吹く」なんてムズカシイ漢字はこの年になって初めて見た。いまさら、要らぬ学習‥。

 

 さて、自動車安全運転センターでは「無事故・無違反証明書」や「運転免許経歴証明書」など4種類を発行しており、安全運転管理者を配置する企業や組織では、社員の同意を得て年に1回程度、必要な証明書を取得し状況を把握している。毎月免許証コピーを提出させなくても、そんな対応でいいのではと思うが、証明書の交付手数料がネックなのかのう‥。

 

 更新忘れのチェックったって、町職員の数からみてもExcel表に免許証情報を登録さえすれば、更新の勧告など容易だろう。細かなことを言えば、コピーの提出が職務命令ならば、町にはコピーに要する経費が新たに発生するし、職員がコピーする時間に給与が支給されることになる。

              

 

 確か、改正道路交通法に、マイナンバーカードに免許関連の情報を電磁的に記録する規定が整備されたという話があった。今後、マイナンバーカードが運転免許証と併用になるのか一本化なのかは分からないが、やがて毎月のコピー提出では対応できなくなる。

 

 喜茂別町は町長選の真っ最中。候補者の一人、副町長は町政について、お金のないこと、財政面が一番の課題で、役場職員は工夫しなければならないし、町民と一緒に知恵を出し合っていかなければ、と述べている。

 

 当たり前だが、知恵や工夫を免許証偽造に使ってはイケナイ。