ふるさと納税に目がくらんで大事なことを見逃していないか?とは、キビシ目の指摘だなぁと思ったが、鴻之舞の歴史保存というより、紋別市の財政運営全般への注文らしい。

 

 2月の新年度予算案についての記事には、紋別市の一般会計の歳入の約半分がふるさと納税によるもので、他自治体と比べても余裕のある編成、とあった。ほほう、そんなに余裕なのか紋別市は‥。

              

 

 そして、恒久財源ではない寄付金の依存には危うさが伴い、使い道は寄付者の意向に沿う必要もある、としていた。寄付者が意向を伝える仕組みがあるんだっけか?自治体はふるさと納税寄付金に浮かれ、寄付者は返礼品に喜んでいるだけだと思っていた。

 

 鴻之舞旧製錬所の煙突のほうは5/27から解体工事が始まっており、8月末までに終わるらしい。何十年もあり続けてきたシンボルが簡単に壊されていくのは、そこにゆかりのない拙者なんかでも残念に思うから、そこに暮らしたり関わった人たちは、さぞ寂しいことだろうと思う。

 

 

 安全のため煙突のほうは解体されるが、廃鉱から出る鉱毒を含む水の処理などのため、現地での管理は続けられる。そういえば4月末、そこに1名の求人があったが、まだ決まっていないらしい。また今朝も、同じ募集広告がオホーツク版に載っていた。旧鴻之舞(こうのまい)鉱山の求人 なかなかのレアもの | 玄冬シニアの心象日記 (ameblo.jp)

 

 山奥の「夢の跡」で働くということは、やはりタイヘンなんだろうか。紋別市の財政運営よりも、旧鴻之舞鉱山事務所の求人の行方が気になってしょうがない。