ここにきて道新が、長谷川岳参議(HG)の行状と道庁の対応ぶりについて深掘りし始めたようだ。昨日、今日と第2紙面に、やや大きめの見出しで取り上げていた。

 

 きのうの記事によれば、HG同様、道庁の対応も“異常”だ。予算成立見込み時刻の複数回連絡、フライト中の連絡のハウツー等に至るまで公務として指示し行うというのは、異常どころではないかもしれない。そして、HGの要求なくしては、そんなふうにはならないだろう。

       

 

 考えてみれば、形式もオカシイ。伝統的な“親分さん”は、おぅ、オレ様がこんなに骨を折ってやったのに、おめえんとこの親分からこのオレ様に礼の一つもねえのは、どういった料簡でぃ?という感じで、威勢を張るんじゃないのかい?

 

 そう思ってみると、HGが、道知事という“親分”ではなく、各予算関連の部長職をひれ伏させて悦に入るというのは、道庁組織と“親分”の道知事に距離があるというか、知事は実質、広告塔というお飾りで、道政の多くは蚊帳の外なんじゃないか、そんなことすら想像してしまう。道庁の組織風土、大丈夫なのか?

 

 昨日午後、道知事は定例会見でHG本人に対し対応を改めるよう申し入れたことを明らかにしたということが、夜に道新、NHKで流れた。ただ、申し入れに対しHGがどう応じたかは記事になかった。

 

 道庁公開の記者会見動画をみると、きのうは各社からHG問題の質問がされていた。そのなか道新記者からは、知事という存在があるのに知事が知らないところで国会議員が影響力を行使していた、それにより職員が困らされた、つらい思いをしていた、地方自治の原則でいえば、いびつな二重権力構造なっていたのではないか?そういう観点で問題だったと思うかどうか?といったシビアなツッコミがされていた。

北海道庁メディアポータルサイト - 知事定例記者会見 (misasal-hokkaido.jp)

 

 道知事はHGになめられている。札幌市長に後れを取るまいと、申し入れなどして職員へのポーズをとってはいるものの、HGは適当に応じてやり過ごしているんだろう。きょうは「道職員の出張「呼び出していない」」と札幌市内で記者団に答えたという。(道新デジタル2024年4月6日 13:14(4月6日 13:55更新))

 

 どいつもこいつも、困ったもんだ。道新はどこまでツッコんでいくんだい?