きのう、隣家に越してきたというご挨拶をいただいた。

 

 と言っても、新たに住むのは、これまで住んでいた高齢のご夫婦の孫世帯である。世代交代どころか、一代すっ飛ばしている。もともと近所に住んでいて、小中学校では拙者の次男と同級生なので、全く知らないわけではないのはなんとなくありがたい。高齢のご夫婦は、高齢者施設へ入居したという。

 

 30年近く前、もともと農園だったところが分譲されて、両隣と拙者はこの場所に家を新築した。同時に移り住んでから長らくお付き合いをしてきたが、一方のお隣さんは一昨年の秋、北区内のマンションに転居していった。一人娘が首都圏ぐらしで継ぐ者がいないということもあるんだろうが、冬の雪かきを理由にしていた。転居してすぐ、あとには若い世帯が入居した。そして、今回である。

 

             

 

 こうなると、気がつけば拙者のところだけが、高齢者世帯として取り残されてしまったというような感じがしてしまう。なんだか、先のことをよく考えろと言われているような気がしてきた。

 

 新聞を開けば、鉄路の廃止、人事異動、ショッピングセンター閉店、値上げ続々、中心部再開発、コンサドーレは絶不調と、世の中がどんどん変わっていて、ついていくのが大変な気がする。

 

 今の暮らしをいつまで続けられるのだろう。可能な限り、とは思うが、年度替わりを機にまた少し考えてみねばなるまいか‥。