神戸大学のサークルに所属する複数の学生が今月、合宿で利用した富山県の旅館で、障子を破ったり天井を壊したりする不適切な行為をしていたことが分かりました。大学が謝罪するとともに処分を検討しています。(NHK)

 

 午睡の寝覚めが悪いと、なんだか腹が立ってしまうニュースだった。

 

 学生の行為は論外だ。だが、大学側が謝罪会見までするのかよ?そんな必要があるだろうか?と思う。大学が、調査結果により厳重に対処するというのは当然として、再発防止を徹底していくといっても、問題起こしたら除籍するぞ、と周知するしかないのではないか?そもそも、当事者の学生が直接ちゃんと謝罪したのかどうか分からない。学生の不適切な行為についてのお詫び | 国立大学法人 神戸大学 (Kobe University) (kobe-u.ac.jp)

 

 大麻等薬物問題あるいはそれ以外でもそうだが、大学生ともなれば、飛び入学でもしてない限り立派な成人だ。それが大学側の管理下にない時間や場所で違法行為、不法行為をしたんだったら、当人が全面的に責めを負い法的責任を全うするという本筋で対処すべきだ。

 

 だから、こういった被害を受けた旅館は、すぐに警察署に被害届を提出したほうがい。今回のことでは、大学の副学長などが(富山県の)旅館に出向いて謝罪し、学生と旅館の間で修復費用などについて話し合いを進めている(NHK)ということだが、出張旅費だってかかる。国立大学の運営費の半分は税金だろう、学生の起こした犯罪の始末だから、それに要する諸々の費用は大学の経費を使うことなく、学生側に請求しろよと思ったりする。

        

 

 飲食店チェーンでペロペロしたのと違って、今回はすぐに当事者が分かっているから警察の介入がないんだと思うが、犯罪行為をSNSアップ、拡散という態様は同じで、庇護すべきなにものもない。社会・世論としては、一罰百戒くらいの対応をすべきではないか。

 

 だから、こういった場合については報道機関も「不適切な行為」などと薄めた表現をせず、大学生が、というより成人が起こした器物損壊、業務妨害という犯罪、事件という視点で、大学の陰に当事者が隠れてしまわないような報道にすべきではないか?そうしないと、どうしても行為の重大さ、問題の大きさがちゃんと伝わらないように思ってしまう。

 

 今回学生が暴れた富山県砺波市の旅館というのは、元日の地震被害はなかったんだろうか?そこを利用したのが過去の大震災被災地神戸の学生なんだから、ちょっとイイ話のようなオチがほしいところなのに、問題を起こしたバドミントンサークルの名が「BADBOYS」とは、オチにしてはバカバカしすぎる。