道は14日、感染症の患者数などを報告する指定医療機関1カ所当たりのインフルエンザ感染者数が4~10日に全道平均で35.01人となり、「30人以上」の警報レベルに達したと発表した。昨年12月以来、今季2度目の大流行に入った。

 道によると同期間に道内224カ所の指定医療機関で報告された患者は7842人。1カ所当たりでは前週(2月26日~3月3日)から7.64人増えた。保健所別では中標津の71.33人が最も多く、室蘭70.75人、江別69.25人など。これらを含む16保健所管内で警報が出ている。

道新デジタル 2024年3月14日 16:32(3月15日 10:47更新)

 

 札幌市内でも、市内の小中学校で学級閉鎖という話があちこちから聞こえていた。それを聞くと、引きこもっていてもくしゃみ鼻水が出るのはなぜだろう。学校は終業式を終えて一斉に休みに入ったが、流行は収まるだろうか。

 

 札幌市が公表しているインフルエンザの定点あたり報告数、各区別報告数を見てみた。定点あたり報告数が第8週(2月19日~2月25日)から急上昇している。最新週は第10週(3月4日~3月10日)。(更新日:2024年3月15日)

 

 

 区ごとでは、西区の定点あたり報告数が増えて68.20といちばん多く、手稲区、豊平区の第10週も、増え方が前週から急だ。一方、清田区は第6週をピークにその後減少が続いており、北区、南区も第10週は前週より減少している。区ごとで反対の動きが見られるのは興味深い。

 

 

 まあ、いまのうちに流行を抑えておかないと、学校が新学期になってまた大流行ってなことになりかねない、とちょっと大げさなことを言ってみたくなる。老いも若きも、外出の際は手袋とマスク姿で、人込みを避けるのだ。いや、この際外出もやめて、引きこもるのがベストだろうw

 今季は昨年11月中旬~12月下旬に警報レベルを超え、年末年始に一時減少した後、2月から再び増加傾向にあった。道によると3月に警報レベルとなるのは2014年以来、10年ぶり。道感染症対策課はマスク着用や手指の消毒など基本的な感染対策を改めて徹底するよう呼びかけている。 2024年3月14日 16:32(3月15日 10:47更新)