自民党の公式ホームページからニュースサイトに進むと、「2024.1.19政治刷新本部への申し入れ」(女性局)があって、見慣れた顔がポーズをとっている。

 

 

 そこには、女性局が1月19日、「政治資金パーティー収入不記載問題への緊急提言」をとりまとめたこと、そしてそれを、政治刷新本部長である岸田総理、本部長代行の茂木幹事長にそれぞれ手渡したことが書かれている。

政治刷新本部への申入れ | 女性局ニュース | 自由民主党 女性局 (jimin.jp)

 

 提言書はつぎのとおり、「早期の原因究明及び丁寧な説明」、「政治資金に関する透明化の推進」、「再発防止」などについて、「組織運動本部女性局・都道府県連女性局」名で書かれている。提言代表者の氏名もなければ、提言の宛先名も書かれていない。政治資金パーティー収入不記載問題への緊急提言 (jimin.jp)

 

 自民党女性局長は、去年の9月から前北海道知事の参院議員(道選挙区)高橋はるみ氏だ。提言書なんだから、堂々署名でもして本気度を示せばいいと思うのだが、事務局の誰かが作ったふうで、相変わらずのパフォーマンスにしかみえない。

 

 そして同日夕方、こんどは自身も、派閥から政治資金パーティー券の販売ノルマ超過分の還流を受けていたと明らかにしたという報道があった。道新には書かれなかったが、他社の記事によれば、22万円が政治資金収支報告書に不記載だったらしい。

 

 これは、ウケ狙いの政治コントなのかい⁉これはもう、ツッコまずにはいられないだろうw

 

 道新の19日首相動静欄には、女性局長らの申し入れが午後2時45分とある。HTB北海道ニュースによれば、岸田総理と面会後に取材に応じ、還付を受けた事実はある、と述べたという。

 

 しっかりやるべき、責任の所在を明らかにし、会計責任者のみならず、最終的には国会議員が責任を負うべき、などとたいそうな提言書を総理に手渡したすぐ後の取材に答えて、てへっ、実はわてもやってましたがなぁ、って誰が笑いますのや⁉

 

 来週中に報告書を修正する方針だということで、それは当然としても、議員は現在、党女性局長のほか、「党政治刷新本部」の事務局次長を務めているんだそう。

 

 そのままやるの?できるの?HBCニュースでは、辞めることはせず、続ける意向を示していると伝えていたが、自身が出した提言書では、法令違反の場合の処分の厳罰化を求めていた。

 

 政治資金収支報告書の不記載は、故意でも誤りでも、リッパな法令違反だろう。言行不一致じゃねぇのかい?さては、つぎのコントも用意してるのか⁉