先週あたりから、日の入り時刻が遅れ始めた。札幌では12/5の時点で16:00だったのが、今日は16:02となって、12/25には16:05となる。

 

 一方、日の出の時刻はまだまだ遅れていき、今朝は07:02だが12/22(冬至)は07:03で、年明け1/6には07:06となる。

 

 子どもの頃、冬至は昼間の長さ(日の出から日の入りまでの時間)が1年で最も短い日と教わって、てっきりその日が日の出が一番遅く、日の入りが一番早いと思い込んでいたから、そうではないと知るのはかなり後になる。地球の公転軌道が楕円形であることなどに起因しているそうだが、釣りの趣味でもなければ、なかなか気づかない。

 

 それはそうと、冬の季節はこれからがいよいよ本番。強い冬型の気圧配置の影響で、道内日本海側北部を中心に暴風雪となっており、留萌は記録的な大雪、JRは運休多数、高速道は通行止め、学校は臨時休校など、さっそく生活へ大きな影響が出ている。

 

 

 こんなとき、テレビ局がよく現地レポートをするが、ぎこちないというか、しばしば下手くそなのがいる。今朝のテレ朝で全国に流れたのもマイクを持って「顔をそむけたくなるような強風が~」とやっていたが、言葉の用法おかしくねえか?視聴者のほうが、TVから顔をそむけたくなるんじゃね?

 

 さいわい、札幌あたりは昨日今日とあまり荒れることはなく、降雪も少な目だったが、まだほんの冬の入口の時季だから、日本海側暴風雪のニュースには先が思いやられる。

 

 今冬、降雪が多くなる地域はどこなのか?管区気象台によると、道内の日本海側の雪の降り方は、ロシア極東の沿岸で発生した雪雲を北海道上空に運ぶ季節風の向きにより、3通りに大別されるんだそう。

 

 

 北西風か西北西風か西風か。しかし、3通りのどの向きに風が吹いても、どこかが大雪に見舞われる傾向になるわけだから、①はやめてくれなど大っぴらに言えるわけもなし。

 

 いっそ、図のかなり右上のほうに風が向かって‥「北北西に進路を取れ」とはならんものか。しかしサハリンの人がエライ目にあうとなると、そうもイカンか‥運を天にというか‥気圧配置に任せるしかない冬が、本格的に始まった。