「日本で一番朝起きるのが遅いのは京都府の人。就寝時間の遅さも全国1位で遅寝・遅起きの睡眠実態が明らかになった。」

 

 “実態が明らかになった”とはまた大げさだが、「都道府県別早寝早起きランキング」と聞くと、面白そうで、つい読まされてしまう。

                        

 

 睡眠記録アプリを提供する会社が、今年1月から11月17日までの間、同社のアプリを利用したユーザーの登録データ2万9968件を集計し公表したもので、期間が中途半端だから話題作りかとも思うが、興味をそそられた。2023.12.05 眠り上手 (bondavi.jp)

 早起きのトップ3は宮崎県(起床時間午前6時44分)、群馬県(同45分)、富山県(同50分)。ワースト3は京都府(午前7時32分)、高知県(同28分)、香川県(同27分)。

 

 早寝のトップ3は長野県(就寝時間午前0時10分)、宮崎県(同12分)、富山県(同14分)。ワースト3は京都府(同51分)、愛媛県(同43分)、岡山県(同42分)だった。

 

毎日新聞12/6(水) 12:46配信

 “ワースト”と表現されるのは、京都府民としては心外だろうさ。それに、地域まるごと“ワースト”と言っては、マスコミ得意のポリコレ的正義からはアウトじゃないの?と思うが、まあこの際どうでもいいか。

 

 記事には「(集計結果から)地方のほうが早寝早起きの傾向があった。睡眠に関心を持つ人が増えているが、地方の人のほうが豊かな睡眠生活を送っていることが分かった」という会社の話があったが、アプリ利用者の年齢階層が分からないから、何とも言えないのではないかな。

 

 日の出・日の入りとは関係しないとして、何か相関しないのか?

 

 厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」(令和3年)を元にしたという都道府県別平均年収ランキングを参照してみたところ、上位の東京都、神奈川県、愛知県、大阪府、兵庫県は、早寝早起きランキングでは下位になる傾向がみられた。

 

 また、道府県別平均年収ランキング下位の、沖縄県、青森県、宮崎県、秋田県、鳥取県は、早寝早起きランキングで上位になる傾向がみられた。

 

 北海道はというと、早寝20位、早起き29位、令和3年平均年収29位と、いずれも真ん中やや後ろの順位になっている。

 

 はたして、早寝早起きで働くより、遅寝・遅起きで働くほうが平均年収が多いのか‥そんなわけはないだろうな、物価だって生活様式だって各地で違っているから、収入と関係づけて考えるのは、まったく乱暴なはなしだろう。


 余計なことは考えずに見て、宮崎県は早寝早起きとも2位だからとても健康的だ。そう考えると、京都府民は不健康なんだろうか?遅寝・遅起き全国1位の理由はなんだろうか?何か「京都人の密かな愉しみ」を隠してるのではなかろうかw