拉致被害者は、
人生を懸けて、
日本国憲法無効宣言！
を促している
令和五年十月二十一日、
北朝鮮によって日本から拉致されたと思われる失踪者を救出する活動を続けている
「特定失踪者問題調査会」
が主催する
「『お帰りと言うために』
～拉致被害者・特定失踪者家族の集い～」
が、秋の日差しを浴びて都庁の「都民ひろば」で開催された。
次ぎに、この「集い」に参加した
「私の思い」と、
「拉致被害者救出問題」が、
我が国と国民に、
「何を明らかにして」
「何を促しているのか」
を述べたい。
まず、「私の思い」であるが、
それは一言で言えば、
「自責の念」だ。
確かに、平成九年初頭、
十三歳の橫田めぐみさんが拉致されたことを
国会で明らかにすることができた。
しかし、
娘が北朝鮮にいるのが分かっていても、
取り戻して「お帰り」と言えない親御さんのつらさを思うと、
あれから長い年月、
何のお役にも立っていない。
その中で、
拉致被害者の親御さんは､次々と世を去って行かれる。
私は、親御さんのお顔を視ることができない思いにかられる。
めぐみさんのお父さんの橫田滋さんが、
入院されたので、お見舞いし、
そのあと,病院からでてテーブルに座り
お母さんの早紀江さんと話していたとき、
日本人同胞救出の為に、
せめて武装して､命を懸けて北朝鮮に突入するならともかく、
何のお役にもたたない自分が、
ここにいることが、情けなく申し訳なく、
不覚にも涙が溢れてきた。
昨日の十月二十一日も、
平成九年（一九九七年）から二十六年間、
空しく過ぎ去るなかで、
亡くなられ、年を取られた拉致被害者のご両親のことを思い、
申しわけがない思いで「都民ひろば」にいた。
・・・ ・・・ ・・・
北朝鮮による「日本人拉致」と
「拉致被疑者救出問題」は、
現在の「戦後日本」が、
「日本国憲法」を
「日本の憲法」だとしている限り、
「防止することができず」
「救出することができない」
ことを、明らかにしている。
安倍晋三内閣が誕生してから、
拉致問題担当の閣僚が生まれ、
その閣僚の下に拉致問題担当の官僚組織がつくられた。
しかし、
内閣総理大臣と拉致問題担当大臣に、
軍事力を以て日本人を拉致させない、
軍事力を行使して拉致された日本人を救出する、
という発想は一切無い。
即ち、
「国防力は、国民と国土を守る為にある」
という世界各国において当然の問題意識は、
安倍内閣においても、
「目を瞑れば世界が無くなる」というが如く
「無かった」のだ。
私は、毎年、せめて一度は、
日本海において、陸海空自衛隊が統合して
不審船の追跡、拿捕、拉致被害者救出の軍事演習を行えと主張していたが、
時の政府は無視し続けた。
では、総理と拉致問題担当大臣と官僚組織は何をしていたのか。
毎年、一度は
拉致被害者救出の音楽会をしていた。
拉致被害者家族を招いて内閣主催の立食パーティーをしていた。
そして、
拉致被害者救出集会に来賓として出席し挨拶をしていた。
拉致被害者の家族が亡くなったとき葬儀に必ず出席していた。
以上を総合して、最後に結論を記す。
北朝鮮による日本国民の拉致は、
我が国と国民に、
「無効な日本国憲法」を廃棄することを要求している。
さらに、
北朝鮮によって拉致された日本国民は、
人生を懸けて祖国日本に
「日本国憲法体制からの脱却」を要求している。
即ち、われわれ日本国民は、
「日本国憲法」は無効であり、
「日本の憲法」ではないとした上で
我が国は、軍事力を以て国民と国土を守ることを宣言しなければならない。
そして、我が国の自衛隊は、
只今現在、すでに
「軍事力を行使する組織」であることを知らねばならない。
従って、
自衛隊は、
「陸海空軍その他の戦力を保持しない。
国の交戦権はこれを認めない。
と記している日本国憲法」の
無効宣言の瞬間に軍隊となる。
つまり、
自衛隊の練度と実力は、
既に、世界の軍隊の域を越えているのだ。
以前、
習志野で平成十六年（二〇〇四年）に創設された
特殊作戦群の荒谷 卓初代群長に、
「密かに部隊を北朝鮮に潜入させて
拉致被害者を救出して日本に連れて帰れるか？」
と質問したところ、
荒谷群長は、私を視て、
「命令があれば必ず任務を遂行する」
とキッパリと言い切った。
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