【阪神】マジック3!
サイレンススズカ襲名の岡田彰布監督
「何馬身?」「何もせんと勝つのが一番。楽やし」
◆JERAセ・リーグ 阪神1―0巨人(12日・甲子園)
阪神が今季3度目の9連勝。岡田監督の指揮下では、前回の監督時代を含めて最多の貯金34。2位・広島の試合が敗れ、マジックを2減らして「3」として、14日に甲子園で優勝を決める可能性を残した。2回1死からノイジー、坂本の連打で一、三塁とし、木浪が右犠飛。先発の西勇が完封で1点を守り切った。
以下は試合後の岡田監督の一問一答。
(テレビ中継の勝利インタビューで)
―1ー0で完封
「いやいや、きょうは西勇につきますね」
―どこがよかったか
「いやいや、もうね、コントロールというか、ねえ。2球ぐらいじゃないかな、ちょっと危ない球があったんですけど。ほんと低め低めでコントロールがよかったし、まあ今年一番のピッチングじゃないですかね」
―最後まで西勇で
「いやあ、もう9回というか、球数もちょうどいい感じでいってたんで。9回まではいかすつもりだったです。はい」
―1軍再昇格後は4度の登板で2勝負けなし
「調子いいですね、ずっと」
―走者を出しても2併殺。内野もセ・リーグで併殺の成功率が一番高い
「ああ、そうですか。これはピッチャーも低めに投げて、ゴロを打たすというのをね、心掛けていると思うし。まあ内野手もね。ずっとキャンプからね、そういうのに取り組んできたので、そういう成果が出てるんじゃないですかね」
―木浪が犠飛で先制
「あの時点ではね。なんとか追加点という感じだったんですけど、尻上がりにね。山崎というピッチャーですか、よかったんでね。これはなかなか点が取れないと思ってましたけどね、はい」
―8番・木浪の今季の活躍
「得点圏の打率もすごくいいし、だから、逆に8番を外せないんじゃないですか」
―9連勝で貯金も03年以来の34
「これはもうね、これからはそういういくつというのじゃなしに、目の前の1試合1試合をやっていくだけなんで。そういうのは全然気にしてないです」
―マジックを減らし、あすに向けて
「これは相手もあることなんでね。とにかくこっちはやる以上は、一つずつでも減らしていけるように、また明日がんばります」
(囲み取材で)
―2時間6分
「なあ。いやいや、これ早いから延長になるでって言うとったんや。だいたいそんなもんやもんな」
―西勇が良かった
「良かったなあ。初回からなあ。ブルペンではあんまりいいことないでって言うてたんよ。だから、ちょっと心配してたけど、初回見てなあ、あ、ええやんかって言うたんや、安藤に。じゃあ、何ででしょうねって」
―西も意地を見せた。
「だから途中で、無様なピッチングはこうなったらできんわなと言うとったんやけどな。自分のな、先発陣としてな」
―最後まで投げさせた
「まあまあ9回なあ、まあ同点までは西に行かすつもりやったし。まあでも最後で2本やろ、なあ。まあゼロでいくやろうという感じやったけどなあ」
―9連勝中は全て先発に白星
「そうや、計算できるしなあ。だからいい刺激になってるいうのは確かやで、先発陣のな。だから1人取り残されるなあ、やっぱりそら、変なピッチングしたらというのはあると思う」
―2回の坂本はランエンドヒット
「エンドランや。ノイジーにランエンドヒットなんか出せへんやん」
―JRAの武豊騎手が始球式。親交は
「だって京都岡田会のメンバーやもん、ずっと。それだけのことやん」
―阪神は逃げ馬のサイレンススズカみたいだと
「何馬身あんの? 知らんのに、そんな馬の名前出すな。何馬身で勝ったいうことや(笑い)」
―犠牲フライで勝ち
「あの時点ではな。次の1点言ってたけど、まあ、ランナーもそう出そうにないしな。山﨑よかったよ。ストレート力あったんやろうな、みんなさし込まれてたからな」
―チームの43犠飛もリーグトップ
「あっ、そう。まあ、だから、あの犠牲フライいうことは三塁にいってるいうことやからな。チャンスを広げてるいうことやろうな」
―最後は盗塁を刺して試合終了
「うん。真っすぐ来とったらセーフやと木浪も言うとったな」
―今日も普通の野球ができた
「今日は何もしてないな(笑い)何もしてない。2回からサインも。ランナーも出てないんやから、なにもしてない。なにもないやん。西が9回まで完封やなあって。それが采配や。そういうことや」
―ある意味では理想
「なあ。何もせんと勝つのが一番ええわな、楽やし」
―14日に球団史上最速優勝の可能性も残った
「こっちは14日とか、そうじゃなしに、あした明後日のな。明日も一番心配なピッチャーやけどなあ。奮起はするやろ」
―青柳も負けられない
「それは本人に聞かんと分からん。俺が判断してもあかんけど、それでな。ずっと先発が勝ち星ついて、先発のイニングとか失点とか見てるやろうし、変なピッチングはできんというのを本人が一番な、感じてあして投げるやろうな」
―西勇の来週は
「抹消する。空いてるからなあ。無理せんでいいから」
―原さんと会話は
「そんなおもろないわ」
スポーツ報知
林襄
走ることは得意?苦手?
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