広島の平和記念公園内にある
原爆死没者慰霊碑の「碑文」について
例年、原子爆弾が広島に投下された
八月六日の午前八時十五分には、厳粛な思いで頭を垂れる。
以前、
この広島に落とされた原子爆弾を
B29爆撃機に搭載したテニアン島の
アメリカ軍が「Ｈｉｓｔｒｉｃ Ｐｏｉｎｔ」という札を立てている場所と、
そこで、原爆を搭載されたB２９が
それを広島で落とす為に飛び立っていった滑走路に立った。
その滑走路に吹く風は、
熱帯の風ではなく、今もゾッとするような冷酷な風だった。
原子爆弾を広島に落とすためにB２９が飛び立った
テニアンの滑走路には、
その原子爆弾が投下された地点にある
広島慰霊碑前の、
慰霊の思いなど、カケラもいない。
これが我が国を取り巻く国際政治と冷厳な国際環境なのだ。
毎年、八月六日に、慰霊碑の前で為される広島市長の
人の命の尊さと原水爆禁止の訴えは、
「その時、だけのもの」
と思われて仕方がない。
先年、その慰霊祭のすぐ後に
広島市の傾斜地に造成された宅地を
巨大な土石流が襲い、
多くの民家が一瞬にして土砂に埋まった時、
つい先日、
原爆慰霊碑前で命の尊さを訴えていた広島市長は、
救助隊の前に姿を見せていないではないかと、
憤りに似た思いが込み上げた。
あの偽善者めが、と。
それは、ともかく！
爆心地の慰霊碑にある、
あの碑文はなにか！
国際政治の中で、如何に解釈されるのか、分かっているのか！
分かっているのなら、
直ちにあの碑文を撤去せよ！
分かっていないのなら、
敵に利敵行為を意識せずに洗脳された者達だ！
碑文「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから」
この碑文の意味は、
日本人、例えば広島市長や内閣総理大臣がどう解釈していようと
それは関係ない！
例えば習近平国家主席や北朝鮮の金正恩やロシアのプーチンやアメリカ大統領は、
明らかに、
「日本が過ちを犯したから原爆が落とされました。
日本は、これから、
原爆が落とされないように過ちを犯しません。」
と読んでいる。
即ち、
「日本が再び過ちを犯したならば、
日本に原爆を落としてもよい。」
と読んでいるのだ！
かつて、中共の国務院総理であった温家宝だったか、
我が国が、尖閣諸島を国有化したときに、
日本は、『過ちを犯している』と盛んに繰り返し言った。
その時、私は、明らかに、温家宝は
原爆慰霊碑前の碑文を引用した警告だと判断した。
また、最近、
中共は、人を使って日本に対して、
中共が台湾を併合する時に、
自衛隊員がそれを阻止しようとしたら、
日本に核爆弾を落とすと言っている。
こ警告も、広島の碑文を念頭においたものだ。
要するに、あの広島の碑文は、
周辺諸国が、
日本に核爆弾を落としやすくする「通路」なのだ！
この広島の碑文を書いた人は、
平和主義者であり、
そして毎年、碑文の前で、
過ちは繰返しませんと祈る人も、
平和主義者であろう。
従って、
核を持つ中共の独裁者や北朝鮮の独裁者やロシアの独裁者が、
日本に対する核の発射ボタンを押すことはないと
安心している人なのであろう。
しかし、
八十数年前のイギリスは、
ドイツの独裁者を信頼しておれば平和が続くと思っていた。
しかし、ヒトラーは、
その信頼の中で軍備の拡張を続け、ポーランドに侵攻した。
従って、チャーチルは、第二次世界大戦を
「平和主義者が造った戦争」だと言った。
この同じ「逆説」が、
現在に甦って機能し始めているのが
日本の「平和ボケ」と
中共と北朝鮮とロシアの軍事至上主義だと指摘し、
今こそ、
その「戦争を造る原因である平和ボケ」からの
脱却の象徴として、我が国は、
広島の原爆犠牲者碑文を撤去しなければならない！
と諸兄姉に強く主張する。
西村眞悟FBより
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