二年前の五月十一日未明、
国士、沼山光洋さんは、
靖國神社二ノ鳥居前路上で一人割腹自決した。
天皇陛下の
靖國神社御親拝への道を
拓くことができなかったことを
天皇陛下と靖国の英霊に深くお詫びし自決したのだ。
このこと、
戦後に生きる我らが等しく、
天皇陛下と英霊に、
申し訳ございません!
とお詫びしなければならないことである。
しかし、沼山光洋さんは、
五月十一日未明、それを一人で背負い、
靖國にとどまり英霊とともに生きるつもりだ。
従って、
今、うつそみの、生きている我らは、
英霊と一体となった沼山光洋を顕彰しなければならない。
嗚呼、沼山光洋君!
その時、君は孤独ではなく英霊とともにあった。
そして、
正に刀を腹へ突き立てた瞬間、
日輪は瞼の裏に赫奕(かくやく)と昇った!かー!!
兵士と子供