令和二年末の十二月二十九日、TV画面に、
電話会談をした
プーチン大統領と習近平主席の写真がそろって映し出され、
我が国の北のロシアと西の中共の
中露の協調連携合意があったと報道されていた。
この報に接し、
日清戦争後の一八九六年に締結された
「露清密約」
を思い出した。
この密約は、露清両国の対日攻守同盟であり、
清国の李鴻章がロシアから多額の賄賂をもらって
満州をロシアに実質的に売り渡す密約である。
ここからロシアの「鉄道と銀行による満州併呑」が開始され、
これが日露戦争の発端につながっていく。
しかし、日本は露清密約を知らず、
清国がロシアに売り渡した満州から
血を流してロシアを退去させ
満州を清国に戻してやったのだ。
なお、
日清戦争後の三国干渉と露清密約という
「東亜五十年の禍根」をつくって
多額の賄賂をせしめた李鴻章の子孫は、
現在、アメリカで名前を変えて富豪として住んでいると聞いた。
支那の高位高官とはこういうものだ。
共産党独裁の今も同じだ。
ロシアのプーチン大統領も中共の習近平主席も、
ロシア共産党と中国共産党でのし上がった
残虐なエリートであることを忘れてはならない。
共産党のエリートは、「親友を裏切ることなど屁とも思わない」(内村剛介著「ロシア無頼」)。
この度の中露協調合意は、
中露両海軍が、毎年一度の頻度で、
オホーツク海、西太平洋、南シナ海そして日本海
つまり日本の東西南北の周辺海域で合同軍事演習を積み重ね、
陸上では二〇一八年に実施された
ロシア軍の第二次世界大戦後最大規模の
兵員三十万人、航空機一千機、戦車三万六千輛を動員した
シベリアでの軍事演習ボストーク(東)に
中共軍が参加して連携を深めてきた成果である。
また空においても、
北のロシアと南西の中共との連携は、
我が航空自衛隊の対ロシア軍機、対中共軍機へのスクランブル発進回数が、
冷戦期を上回っていることからも明らかだ。
即ち、中共とロシアは、
我が国周辺の陸海空の領域において
軍事的連携を積み重ねてきている。
従って、これは、
中露の百二十五年前の露清密約と同様の
現在版対日攻守同盟である。
このように、
中露が我が国周辺で軍事的連携を見せつけているなかで、
ロシアのプーチン大統領を
「ウラジーミル」と呼んで親愛の情を示し、
中共の習近平を「国賓」として迎えようとしていたのが
我が国の首相の外交だった。
これも、
「日本国憲法」を病原とする友好病の発症だったのか?
兵士と猫🐈🐈⬛
大掃除🪣🧽🪠🧹とゆうほど大した事ありませんが、終わりました。ゆっくりします。