台湾を護ることは、日本を護ることだ！

　昨日に続き台湾について、二つのエピソードを記しておきたい。写真は、台湾の澎湖島の軍港馬公の対岸にある帝国海軍巡洋艦松島爆沈の犠牲者207人の慰霊碑。明治41年4月30日、馬公に停泊していた少尉候補生を乗せた練習艦の巡洋艦松島は、突然爆発して沈没し溺死した207名の遺体は対岸に流れ着いた。

　そして、そこに写真の慰霊碑が建てられ、毎年、爆沈日に慰霊祭が行われていた。しかし、終戦の昭和20年8月以来、日本人による慰霊祭は途絶えた。しかし、台湾の人々は、慰霊祭を続けてくれていた。長い年月の後に慰霊祭を再開した日本人が、慰霊を続けてくれていた台湾の人に、ありがとうとお礼を言った。すると、台湾の人が、「私たちは、昭和20年まで日本人だったのですよ」と答えた。

　5年ほど前、台湾の高雄で高雄中学校出身の人々と会った時、話題が尖閣と周辺魚場の話しになった。その時、私は言った。尖閣と周辺魚場は、日本人が開拓した日本のものだ。その日本人の中に台湾の日本人も入るんだ。人々は、目に涙を溜めて黙っていた。
台湾を護ることは、日本を護ることだ！