二つの敵 (危機) | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 

みんなの投稿を見る

 

 

武漢ウイルスだけが目前の敵(危機)ではない

昨日、
細菌戦の観点から武漢ウイルスによる世界的危機を記した。
その上で、本日は、
この細菌戦の最中(さなか)において
同時に我が国が直面している
二つの敵(危機)について記さねばならない。

それは、先ず、
中共の我が国領土である尖閣諸島と東シナ海侵略。
同時に、
中共の仕掛ける思想戦の領域に於ける
我が国の歴史教科書の中共寄りの変容である。
前者は、武力行使による強奪の危機であり、
後者は、民族の歴史、記憶、民族の誇りが奪われることだ。
武力によって強奪された領土は、武力によって取り戻せるが、
一旦奪われた民族の記憶は永遠に取り戻すことは出来ない。

○尖閣防衛に関して、
アメリカのトランプ政権の大統領と国務、国防両長官が
我が国の尖閣への防衛支援を明言してから、
我が国に於いては安堵感からか
尖閣への危機感が薄らいだようだ。
しかし、中共は、
トランプ政権首脳の意向など眼中に無いが如く、
したたかに、一貫して尖閣攻勢を強化してきた。
尖閣海域に進入してくる中共海警の警備艦隊は、
三年前から二隻編成を四隻編成に増強され、
個々の艦は大型かつ新鋭となっている。
その上で、
常時、尖閣の日本領海や接続海域に侵入を繰り返し、
恒常的かつ自由自在に同海域をパトロールしているが如くだ。
これは、中共が、
「尖閣の施政権を既に有していると宣言できる状態」
になってきたということだ。
同時に、
海警の上部組織である中国海軍艦隊は、
近年、宮古海峡を度々通過して
東シナ海での活動を拡大強化してきている。
先日、我が海上自衛隊の護衛艦が、
屋久島西方六百五十キロの東シナ海洋上で
「中国漁船」に衝突され舷側を損傷したとき、
中共政府は、東シナ海の真っ只中の海域を
「中国の近海」と呼び、
その「中国の近海」(東シナ海)に
日本の護衛艦が遊弋することに遺憾の意を表してきた。
さらに我が国の領空に接近する中国空軍機に対する
航空自衛隊機のスクランブル発進回数は、
近年、急激に増えており、
平成二十八年度と二十九年度は、
それぞれ851回と500回であり
本年令和二年は、
武漢ウイルス禍の最中にもかかわらず、
いや最中であるからこそ、
「力の空白」を狙うが如く、
一月から三月までに既に150回を越えている。
この中国海軍と隷下の海警と中国空軍の動きは、
中共が、突然、奇襲攻撃で尖閣を奪う準備をしているとも読み取れる。
よって、我が国は、
この中共の尖閣攻撃を
自力で撃退できる能力を常時確保していなければならない。

ここで、改めて、
中共は、何故、尖閣を奪いにきているのかを確認しておく。
中共が尖閣を奪えば、
そこにミサイル基地と潜水艦基地と港湾施設を造る。
そうすれば、
尖閣の南西の台湾と北東の沖縄本島は中共の掌中に入り
同時に中共は日本のシーレーンを扼し、
日本本体を屈服させることができる。
これが、中共が尖閣を奪いに来ている目的である。
七十五年前に、
アメリカ軍が我が国のシーレーンを握り、
沖縄を奪った時に、
我が国全体が屈服したことを想起されたい。
明らかに、
尖閣という南西方面の小さな群島に
日本の存亡がかかっているのだ。
よって、私は、
平成八年の総選挙で尖閣上陸を公約し、
平成九年五月、尖閣諸島魚釣島に上陸し視察した。
そこにはヘリポートがあった。
しかし、
安倍内閣に至る歴代内閣は、
ヘリポートの存在を隠しているかの如く知らぬふりをしている。
「政府高官、日本の領土を見てこい」
と言われるのを回避するためだろう。
尖閣を見に行けば、中共様を刺激して
日中友好が台無しになるのが怖いのだ。

○嘘で虚偽である「従軍慰安婦」強制連行の記述が
中学校の総ての歴史教科書に記載されている惨状を改めようと
平成九年に「新しい歴史教科書をつくる会」が結成され、
その後、「従軍慰安婦」の記述は
中学校の歴史教科書からほぼ一掃されていた。
しかし、
本年度の文部科学省による中学校歴史教科書の検定結果は、
過去三度も検定に合格していた「新しい歴史教科書をつくる会」のメンバーが執筆している自由社の歴史教科書を不合格にして葬り去り、
合格した教科書には、
「従軍慰安婦」の記載が復活し
南京事件について「中国人の怪しげな、毒々しい証言が長々と引用され、沖縄戦は『捨て石』だったと記述されていた」(藤岡信勝筆「正論」、産経新聞令和二年四月十日朝刊)。
この驚くべき検定結果は、
中共の意向に迎合するものであり
歴史教育の改善に取り組んできた安倍政権へのあてこすりであり、文科官僚の反政権クーデターである(藤岡信勝筆前記「正論」)。
同時に、
中共に配慮して
靖國神社に参拝できない安倍総理や、
習近平主席の国賓招待や、
武漢ウイルスへの対処に表れた
安倍政権の対中姿勢が
最大限利用され、つけ込まれた結果だ。

中共に迎合し、
歴史教科書に自国を悪者にする虚偽を記載して
子供達に教える国に、
未来があろうか?!

以上、
尖閣防衛と
虚偽を子供に教える歴史教科書
これらは、共に、
亡国への入り口である。
よって、
武漢ウイルスだけが当面の危機ではない。
そして、
武漢ウイルスと尖閣防衛と歴史教科書の危機は、
三つとも我らの体内に入り込んだ敵が作り出す危機である。
ウイルスは当然のことであるが、
他の二つは、何が我らの体内に入っているのか。
それは、
中共の仕掛ける思想戦による「洗脳」である。
そして、その中共による「洗脳」は、
七十年前のアメリカによる日本占領統治の際に
日本国民の心理に埋め込まれた
WGIP(ワー ギルト インフォメーション プログラム)と
それを固定化するために書かれた
「日本国憲法」を土壌として為されている。
結局、
我が国存立の為の尖閣防衛と
子供達への教育の確立は、
我らに、
「戦後体制からの脱却」、
具体的には
「日本国憲法体制からの脱却」
を促している。
即ち、
我らは、誇りある日本の存続のために、
「日本国憲法」を廃棄しなければならないのだ。

なお、
この度の武漢ウイルス禍において、
我らは、WHO(世界保健機構)の中共に買収され籠絡された
事務局長のテドロスという男のアホ顔を、連日、見た。
しかし、本当に中共に巧みに籠絡された顔を、
恥を晒すが如く、世界に晒しているのは、
我が日本の歴代政府ではないだろうか。

痛恨の思いであっても、
靖國神社に参拝できない総理、
この国難の中、
本来の姿に戻って、
お国の為に命を捧げた英霊に、
慰霊の誠を捧げ、ご加護を祈られよ、
靖國神社に参られよ。