公開された拝謁記
戦後約5年半にわたり初代宮内庁長官を務めた田島道治氏が、昭和天皇とのやりとりを記録した手記が19日までに、見つかった。
写真は公開された田島氏の拝謁記=19日午後、東京都渋谷区
NHKよ、
まず「宣戦の詔書」、
次に「大東亜戦争終結の詔書」、
そして「年頭、国運振興の詔書」の趣旨を
正確に国民に伝えよ!
この度、NHKが、
昭和二十四年から二十八年まで、
初代宮内庁長官を勤めた田島道治氏が
四年間の勤務中の昭和天皇との会話を書き留めたノート十八冊からなる「拝謁記」と題するメモランダム(日記)を、
田島氏の遺族から提供を受け、
私の視点から見れば、
得意げに、センセーショナルに、特ダネの如く、
数日前から公表している。
まず曰く、
昭和天皇は、
大東亜戦争への「反省の思い」の公言を欲した、と。
しかるに、
吉田茂首相等の反対によって、その思いはかなえられなかった、と等々。
そこで、第一に申しておく。
それは、
この、馬鹿者が!
という一言に尽きる。
NHKよ、貴様のやり方は、
終戦直後、我が国を軍事占領したGHQが、
NHKを使って、
NHKも嬉々としてGHQの忠良なる走狗となり、
「戦争について罪悪感を日本人の心に植え付ける宣伝計画」(WGIP)
実施の為に、
連日、ラジオで、「真相はこうだ!」式のウソ特集を
国民に流し続けた手法と同じではないか。
昭和天皇の、
大東亜戦争開戦における真意、
終結における真意、
そして、
終結後に初めて迎える元旦における真意は、
それぞれ、
昭和十六年十二月八日「米国及び英国に対する宣戦の詔書」
同二十年八月十四日「大東亜戦争終結の詔書」
同二十一年一月一日「年頭、国運振興の詔書」
において、
国民と世界に対して表明されている。
NHKよ、
まず、この詔書の真意を正確に国民に伝えよ。
戦後七十数年間、
NHKは、この詔書の真意を伝えたことがあるのか!
そこには、
まず、
大東亜戦争は、自存自衛の為であること、
次に、
米国の原子爆弾の使用による
非戦闘員大量虐殺の戦略に直面し、
我が民族の滅亡と、
さらに、
人類の文明を破却から救うための
ポツダム宣言受諾であること、
そして、
明治天皇の「五箇条の御誓文」の叡旨に基づき、
自分と国民が心を一つにして、
自ら奮い、自ら励まし、新日本を建設すること、
が国民と世界に表明されている。
しかるに、NHKは、
開戦と終結の両詔書の肝心の上記箇所は報道せず、
終戦後の年頭の詔書には、
「人間宣言」というレッテルを貼って
その戦前戦後・明治維新と現在の連続性
を確認する内容は隠蔽している。
その上で、
昭和天皇との会話を老官僚がメモしたノート(日記)を
どういう手段か知らんが、遺族から手に入れ、
「真相はこうだ」
とあたかもそれが総てであるかのように騒いでいる。
他に、
読んでいないが、昭和天皇の最後の侍従の日記も
「昭和天皇 最後の侍従日記」として出版され(文春文庫)、
解説した二人が「こんな日記初めて読んだ」と対談している。
当たり前だ、他人の日記を読むのは誰でも初めてだろうが。
以上の風潮の中で、
申し上げる。
GHQのWGIP(自虐史観)からの脱却は
天皇の詔書を尊重しそこに立ち返ることから始まる、と。
令和元年八月二十日(火)
西村眞悟FBより。