ソクラテスの弁明 | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 

 

実は、七月二十日から、このパソコンは、機能しなくなり、
書き込んだはずのFBの通信も消えていた。
僕のコンピューター年齢は幼稚園児ほどだから、
その原因が分からないまま詳しい人にお願いして復旧してもらった。

現在、復旧したので記しておきたい。
むしろ、この時期、機能しなくなりよかった。
参議院選挙について、チンタラ書かなくてもよかったからだ。
年々、劣化してゆくような危機を感じる選挙の様相であるが、
この度の参議院選挙も、この劣化路線上にあった。
「ソクラテスの弁明」の冒頭を思いだした。
それは、次のような書き出しだったと思う。
ソクラテスは言った。

 

「今、彼らの弁舌を聞いていたが、
聞いている私が、思わず我を忘れるほど雄弁なる見事な弁舌であった。
しかし、驚くべき事に、
彼らはそのなかで、一言の真実も語らなかったのだ。」

 

そう、参議院選挙でも、肝心なものは誰も語らなかった。

肝心なもの、それは、国防である。
尖閣諸島を自衛隊の基地として台湾と我が国を守る。
ペルシャ湾から
インド洋、アンダマン海、マラッカ海峡、ロンボク海峡
南シナ海、東シナ海を経て我が国に至るシーレーン防衛。
そして、
自衛隊を運用して北朝鮮から拉致被害者を救出すること、
これこそ、まさしく国防問題だ。

さて、私は、
兵庫県小野市で行われる
「大河之會・日本神話の会連続講座」の講師として、
毎月一回、小野市に行っているが、
本日は、これから加東市上竜野で行われる同講座の合宿に参加する。

「天皇の國の楠木正成の出現、死して生きる武士道の系譜」
について述べる予定だ。
楠木正成は、五年間、歴史の表面に顕れ、
忽然と四十二歳で自裁して没した。
しかし、この五年間の正成の出現が、
明治維新を造った。
さらに、
明治維新に連なる現在の日本を造り、
これから迫る国難を克服していく。
即ち、日本人が日本人である限り、楠木正成は甦り続ける。
楠木正成の活躍は、
大気中に充満する電気が
避雷針の一点に集中して閃光を放ち雷鳴を轟かしたようなものだ。
その閃光と雷鳴は、
明治の日露戦争で起こり、昭和の大東亜戦争で起こった。
そして、これからも起こる。
それ故、本日は、昭和十四年八月から九月十五日迄の
ノモンハンにおけるソ連との戦闘についても述べるつもりだ。
この遙かモンゴルの広大な草原の日ソ戦こそ、
実相が封印されて葬り去られようとしているが、
熊本の第二十三師団二万人の日本軍将兵一人一人が、
全員、湊川の楠木正成となって
ゲオロギー・ジューコフ将軍率いる
十倍以上の二十三万のソビエト機械化部隊と闘い、
ソ連軍に戦闘継続不能の次のような壊滅的な損害を与え
日本の運命を救った戦闘である。

ソ連軍戦車800台破壊、 
破壊された日本軍戦車29台
ソ連軍戦闘機一六七三機撃墜、
撃墜された日本軍戦闘機179機

 

令和元年七月二十七日(土)

西村眞悟FBより。