皇室ウィークリー(441) | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 

 

 

 天皇、皇后両陛下は6月25日、東京都調布市の味の素スタジアムを訪れ、ラグビー日本代表対スコットランド代表のテストマッチを後半から観戦された。宮内庁によると、両陛下は昨年のW杯での日本代表の活躍を知って関心を寄せており、3年後に日本でW杯が行われることもあり、今回、足を運ばれたという。

 貴賓席に座った両陛下は、日本ラグビー協会の岡村正会長や森喜朗名誉会長に頻繁にルールを尋ねながら、身を乗り出してグラウンドに見入り、両チームに得点が入るたびに拍手を送られた。皇后さまは負傷した選手の様子を気遣われていたという。

 日本代表は後半に逆転を許し、16-21で敗戦。試合終了後に両チームの選手が並んで一礼すると、両陛下は拍手で健闘をたたえられた。岡村会長らによると、両陛下は「良い試合でしたね」と話されていた。スタジアム内では、けがで代表を辞退した五郎丸歩選手らとも面会された。

 

 両陛下は27日、東京都台東区の日本学士院会館で開かれた日本学士院授賞式にご臨席。細胞内の小胞体と呼ばれる小器官で壊れたタンパク質を修復する仕組みを解明し、恩賜賞も同時受賞した京都大の森和俊教授ら10人の受賞者を祝福された。

 式典の前には、受賞者から研究内容についてご聴取。森氏が、がんの治療薬の開発を行っていることなどを伝えると、陛下は「良い研究を続けてください」と励まされた。皇居・宮殿では茶会が催され、両陛下はご陪席の皇太子さま、秋篠宮ご夫妻とともに受賞者を慰労された。

 

 両陛下は29日、台東区の上野の森美術館を訪れ、日本とブータンの外交関係樹立30周年を記念した企画展「ブータン~しあわせに生きるためのヒント~」(産経新聞社など主催)を鑑賞された。

 ブータンに仏教が伝来した7~8世紀ごろの仏像である「コンツェデモ 坐像」が左手に病を封じ込める袋を持っているとの説明を聞き、皇后さまは「薬草とか色々な知識を持っていたのね」と関心を示されていた。

 

 両陛下は同日、8月のリオデジャネイロ五輪に派遣される日本選手団を激励するため、宮内庁の山本信一郎次長を通じて日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長に金一封を贈られた。

 

 皇后さまは同日、皇居内の紅葉山御養蚕所で「御養蚕納の儀」に臨み、今年の養蚕作業を終えられた。宮内庁によると、今年は168・5キロの繭が収穫されたという。

 

 天皇陛下は30日、宮殿で、半年に一度の陛下ご自身のおはらいの儀式「節折(よおり)の儀」に臨まれた。皇居・宮中三殿に付属する神嘉殿の前庭では、皇族方や国民のための儀式である「大祓の儀」が行われ、秋篠宮さまが参列された。

 

 両陛下は同日、東京都中央区の聖路加国際病院を訪れ、ご入院中の三笠宮さまを見舞われた。宮内庁によると、三笠宮さまが5月16日に急性肺炎で入院された後、容体を気にかけられていた。三笠宮さまは急性肺炎から回復したものの、心臓の機能がやや低下しており、リハビリなどの療養を続けられている。

 

 昭和天皇の「大喪の礼」などを取り仕切った藤森昭一元宮内庁長官の葬儀・告別式が7月1日、中央区の築地本願寺で営まれ、両陛下は側近の侍従をつかわされた。遺族にも事前に哀悼のお気持ちを伝えられたという。

 

 秋篠宮さまとともに5月にイタリアを公式訪問した秋篠宮妃紀子さまは6月30日、東京都板橋区の区立美術館を訪れ、イタリア・ボローニャ国際絵本原画展の50回記念行事に臨席された。

 

産経ニュース

 

【今週の御皇室】秋篠宮同妃両殿下の結婚記念日にちなんで[桜H28/6/30]  

 

 

 

http://youtu.be/oP6vFZL7AYw

今回は、昨日の秋篠宮同妃両殿下の結婚記念日にちなみ、髙清水有子が皇室ジャーナリス トへの道を進むことになったきっかけと、秋篠宮家との「縁」についてお話しさせて頂き ます。