天皇、皇后両陛下は13日午前、東京都台東区の日本芸術院会館を訪れ、芸術の進歩に貢献した人や卓越した作品を手がけた人に贈られる日本芸術院賞の授賞式に臨まれた。
今回の受賞者は、特に顕著な業績が認められ、恩賜賞も同時受賞した歌舞伎俳優の坂東玉三郎さん、小説家の辻原登さん、日本画家の後藤純男さんの3人を含む9人。
両陛下は授賞式に先立ち、受賞者らから活動内容などについて説明を受けられた。坂東さんは代表作の「壇浦兜(だんのうらかぶと)軍記 阿古屋」で使う蝶があしらわれた打ち掛けと、桐の琴を紹介。皇后さまは「(琴を)ご自分でお弾(ひ)きになるの」と尋ねられていた。
午後には皇居・宮殿に受賞者らを招いて茶会を催し、天皇陛下は「これからもそれぞれの分野の発展のために力を尽くされるよう願っております」と励ましの言葉をかけられた。日本芸術院の黒井千次院長や受賞者らとテーブルを囲んで歓談された。茶会には皇太子さま、秋篠宮ご夫妻が陪席された。
香淳皇后の崩御から16年となった16日、皇居・皇霊殿で香淳皇后例祭の儀が営まれ、両陛下、皇太子さまが拝礼された。秋篠宮ご夫妻の長女、眞子さま、常陸宮妃華子さまをはじめ皇族方もご参列。東京都八王子市の武蔵陵墓地にある武蔵野東陵での山陵例祭の儀には、秋篠宮ご夫妻が皇族方を代表して臨まれた。
皇太子ご夫妻は12日、千葉県柏市を日帰りで訪れ、県立柏の葉公園で行われた全国「みどりの愛護」のつどいの式典に臨席された。皇太子妃雅子さまの地方公務は昨年10月以来、同式典ご臨席は平成21年以来7年ぶり。
皇太子さまは式典で「貴重な緑と、その緑を源とする清らかな水を守り、さらに新たな緑を育んでいくためには、多くの人々がその大切さを理解し、幅広く運動に参加することが重要です」とごあいさつ。続いて公園内の広場で、ご夫妻が早咲きの河津桜を1本ずつ植えられた。
公園に隣接する「さわやかちば県民プラザ」では、強豪校として知られる市立柏高校の吹奏楽部の演奏をご鑑賞。ダンスを交えたダイナミックなパフォーマンスにさかんに拍手を送られた。終演後に、雅子さまが淀名和卓見部長らに「感動しました」と語りかけたほか、退室時にも、ご夫妻で部員一人一人にていねいに声をかけられていた。
ご夫妻は千葉大環境健康フィールド科学センターにも赴き、植物のリラックス効果などに着目した「自然セラピー」と呼ばれる研究内容をご視察。皇太子さまは「色なんかでも違いますか」と関心を示されていた。ご夫妻に話しかけられた被験者の女性の脳が反応したことが画面上に示され、ご夫妻が顔を見合わせて笑われる場面もあった。
皇太子さまは15日、7月に離任するスイスのブーヘル大使を東宮御所に招き、懇談された。同大使は、皇太子さまが26年6月に日本とスイスの国交樹立150周年記念で同国を訪問された際に尽力し、現地でも接遇。皇太子さまは当時の思い出話などを和やかに話されていたという。
眞子さまは15日付で公益社団法人日本工芸会の総裁に就任された。眞子さまが団体の総裁職に就かれるのは、日本テニス協会の名誉総裁に次いで2例目。宮内庁によると、日本工芸会の総裁は、桂宮さまが26年6月に薨去(こうきょ)されて以降、空席となっていた。
三笠宮妃百合子さまは13日、帯状疱疹(ほうしん)のため8日から入院していた聖路加国際病院(東京都中央区)を退院された。首の発疹は若干残っていたものの痛みはなくなったことから、ご退院となった。
【今週の御皇室】
被災者に寄り添う、皇太子同妃両殿下の岩手ご訪問と皇居のハマギクの話
[桜H28/6/16]
今回は、皇太子同妃両殿下の岩手ご訪問のニュースと、皇居に植えられたハマギクのエピ
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