皇室ウィークリー(436) | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 

天皇陛下は稲作、皇后さまは養蚕と、この時期恒例の作業にそれぞれ取り組まれた。

 

 陛下は25日と26日の2日間をかけ、皇居内の生物学研究所脇にある水田に、うるち米の「ニホンマサリ」と、もち米の「マンゲツモチ」の苗計200株を植えられた。宮内庁職員が田植えをする分と合わせ、水田全体では238平方メートルに作付けする予定。

 コメは宮中祭祀(さいし)における重要な供物。陛下は昭和天皇から引き継いだ稲作を大切にし、例年4月に種もみをまいて苗を育て、秋には稲刈りもされている。稲刈りには、皇太子ご一家、秋篠宮ご一家が参加されることもある。

 

 皇后さまは24日、皇居内の紅葉山御養蚕所で、蚕に餌の桑の葉を与える「給桑」に臨まれた。今年のご給桑は今月13日に続いて2回目。体長6センチほどに育った日本純産種の「小石丸」が音を立てて葉を食べる様子を見守りながら、御養蚕所の担当者に「桑は足りますか」「病気は出ませんか」と尋ねられた。

 

 両陛下は24日、主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)に出席するため来日したカナダのトルドー首相夫妻と皇居・御所で懇談された。陛下は首相に「サミットで実りある議論がなされることを願っています」と語りかけられた。皇后さまは通訳なしの英語で夫人と言葉を交わし、話が弾まれた様子だったという。

 

 皇后さまは27日、東京都中央区の東京銀座画廊・美術館で開催の「ねむの木学園のこどもたちとまり子美術展」をご鑑賞。紅葉を色鮮やかに描いた作品に目をとめ、「きれいな色が出ましたね」と笑顔を浮かべられた。

 同学園は昭和43年に国内で初めての肢体不自由児の養護施設として設立。皇后さまは、理事長・園長で女優の宮城まり子さんや入所者と交流を続けられている。

 皇后さまは約350点の作品を宮城さんの案内で見て回り、作者の入所者に「よく描かれました」と声をかけられた。最後に、皇后さまが作詞した「ねむの木の子守歌」を入所者がコーラスで披露すると、皇后さまは口ずさんで拍手を送り、「ハーモニーがきれい」と喜ばれていた。

 

 秋篠宮さまは22日、金沢市の石川県立卯辰山(うたつやま)相撲場で開かれた高校相撲金沢大会の開会式に臨席された。大正4年に第1回大会が開かれ、今回が100回目。秋篠宮さまはあいさつの中で、「稽古の成果を存分に発揮していただきたい」と激励された。

 秋篠宮ご夫妻は25日、東京都渋谷区の明治神宮会館で行われた「神社本庁設立70周年記念式典」に臨席された。

 

 陛下の実姉で神社本庁総裁の池田厚子さんの式辞に続き、秋篠宮さまがあいさつに立ち、「今後も各地の神宮・神社に継承されている行事を通じ、地域に活力をもたらし、社会の平安に寄与されることを心より願っております」と述べられた。

 

 秋篠宮ご夫妻の長男で、お茶の水女子大付属小学校(東京都文京区)4年の悠仁さまは21日、小学校の運動会に参加し、「台風の目」や大玉送りなどの競技に出場された。保護者席では、秋篠宮妃紀子さまと長女の眞子さまが観戦し、笑顔で拍手を送られた。

 

 三笠宮家の彬子さまは20日から学習院大国際研究教育機構の客員研究員の立場でスペインと英国を訪問しており、26日に帰国された。

 宮内庁によると、学習院大が提携を検討しているスペインのマドリード・アウトノマ大で日本を研究する学者らと意見交換したほか、英国では、留学時代に日本美術コレクションの調査・研究で通った大英博物館の関係者と交流されたという。

 

産経ニュース

 

【今週の御皇室】秋篠宮同妃両殿下のイタリア訪問[桜H28/5/26]  

 

 

 

http://youtu.be/By_BJ73H5Kk

皇室ジャーナリストの髙清水有子がお送りする「今週の御皇室」。今回は、ローマ法王台 ­下ろの会談も実現した秋篠宮同妃両殿下のイタリア訪問と、それにちなんで、平成5年に ­天皇陛下がヨーロッパを歴訪される際に発表された、「ローマ法王との面会について」を ­振り返っていきます。

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