皇室ウィークリー(429) | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 

 皇祖・神武天皇の没後2600年の命日とされる3日、奈良県橿原市の神武天皇陵で式年祭の山陵の儀が行われ、天皇、皇后両陛下が厳かに参拝された。神武天皇の式年祭は大正5年以来100年ぶり。両陛下は大正天皇、貞明皇后の前例にならい、陵での拝礼を望まれたという。

 
 午前10時すぎ、天皇陛下はモーニング姿、皇后さまは灰色のロングドレスの参拝服姿で陵にご到着。宿泊先から陵までは、国会開会式などの重要行事と同じくサイドカー付きのバイクが先導し、御料車にはトヨタ製の「センチュリーロイヤル」が使われた。

 
 儀式では、陛下がお供役の秋篠宮さまを伴って陵の前に設けられた祭壇に向かい、玉ぐしをささげてご拝礼。神武天皇への思いを示す「御告文(おつげぶみ)」を読み上げられた。続いて、皇后さまが秋篠宮妃紀子さまを連れ立ち、同様に深々と頭を下げられた。

 
 皇居・宮中三殿で営まれた式年祭の皇霊殿の儀では、両陛下の名代で皇太子ご夫妻がご参拝。皇太子妃雅子さまは7年ぶりの宮中祭祀(さいし)を果たされた。小町恭士東宮大夫によると、儀式の後に両陛下からおねぎらいの言葉をいただき、ご夫妻はお気持ちに感謝されていたという。


 両陛下は3日午後、神武天皇が即位した橿原宮跡に建立され、神武天皇をまつる橿原神宮を参拝された。神宮関係者によると、一般の立ち入りが許されていない幣殿まで進み、拝礼されたという。

 
 これに先立つ2日には、橿原市の橿原考古学研究所で、発掘調査で出土した土器の修復作業をご見学。実演していた女性の土器片の一部が偶然はまり、皇后さまが「ようございましたね」とほほ笑まれる場面もあった。

 
陛下は8日、皇居内の生物学研究所脇の苗代に、うるち米のニホンマサリ、もち米のマンゲツモチの2種類の種もみを丁寧にまかれた。

 
 皇太子ご夫妻は5日、春休み中だった長女、敬宮(としのみや)愛子さまを伴い、東京都墨田区の江戸東京博物館で開かれている日伊国交樹立150周年記念の特別展「レオナルド・ダ・ヴィンチ-天才の挑戦」をご覧になった。

 
 特別展の目玉で、鳥の飛行の構造を研究した直筆ノート「鳥の飛翔に関する手稿」は左手で鏡文字を使って書かれた。ご一家は小さな文字がびっしり書き込まれたノートを熱心にのぞき込まれ、愛子さまは「器用ね」と感想を漏らしていた。


 7日には、ご一家で東京都立川市の昭和天皇記念館に足を運び、開館10周年の特別展示「思い出の昭和天皇」を鑑賞された。昭和天皇の生涯を4期に分けて写真や遺品などで振り返る企画で、ご一家は即位から戦後の地方巡幸、大阪万博のころまでを紹介した第2期をご覧になった。

 
 皇太子さまは、昭和天皇が戦後の一時期に軍服に代わって身に着けていた天皇服を見て「珍しいですね」と話された。雅子さまと愛子さまは、昭和天皇が愛用したミッキーマウスの絵柄の腕時計を紹介され、笑顔をみせられた。

 
 秋篠宮ご夫妻が日本とイタリアの国交樹立150周年に伴う招待を受け、5月10~17日の日程でイタリアを公式訪問されることが8日の閣議で了解された。祝賀式典に臨席するほか、バチカンにも立ち寄り、ローマ法王フランシスコを表敬される。

 
 国学院大学は5日、三笠宮家の彬子さまが1日付で、同大の特別招聘(しょうへい)教授に就任されたと発表した。彬子さまが総裁を務め、日本の伝統文化を伝える活動を続ける「心游舎(しんゆうしゃ)」と連携し、学生に田植えなどをしてもらうほか、彬子さまが年数回講義をされる。

産経ニュース


【今週の御皇室】
神武天皇二千六百年式年祭と眞子内親王殿下の研究員就任[桜H28/4/7]
  



https://youtu.be/flA9CAJDZBc
皇室ジャーナリストの髙清水有子がお送りする「今週の御皇室」。今回は、奈良県橿原市­で斎行された、「神武天皇二千六百年式年祭」の様子についてご報告すると共に、眞子内­親王殿下が記した、社会人としての第一歩のニュースについてお伝えします。

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