皇室ウィークリー(428) | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 

 天皇、皇后両陛下は3月29日、4月3日に行われる神武天皇二千六百年式年祭に臨むのを前に、皇居・御所に日本古代史が専門で日本仏教美術協会理事長の米田雄介氏を招き、神武天皇の事跡について説明を受けられた。

 
 初代天皇である神武天皇の命日にあたり、御霊(みたま)を慰める式年祭は大正5年以来100年ぶりで、両陛下は奈良県橿原市にある陵の儀式で拝礼される。御所での説明には、両陛下の名代として皇居・皇霊殿の儀で拝礼する予定の皇太子ご夫妻も陪席された。

 
 28日、両陛下は皇居・宮殿で、来日していたジンバブエのムガベ大統領夫妻と会見された。ムガベ大統領は昭和62年に就任。92歳で世界最高齢の現役の国家指導者として知られる。宮内庁によると、大統領は平成元年に国賓として来日しており、陛下は「即位してから最初に国賓としてお迎えした国家元首です」と当時を振り返られた。


 また、大統領が同国でニワトリやロバなどの家畜がどのように利用されているかについて説明し、陛下は興味深そうに耳を傾けられた。続く昼食会には皇太子さま、秋篠宮ご夫妻もご参加。ニワトリなどの家畜について研究を続けられている秋篠宮さまのことを、陛下が大統領に「家畜化の専門家です」と紹介される場面もあったという。

 
 陛下は26~31日、皇居・御所で、法律や政令の公布に伴う書類に署名する国事行為に集中的に臨まれた。宮内庁によると、年度が切り替わるこの時期にまとめて処理する必要があり、陛下は夕食後にも机に向かわれたという。

 
両陛下は29日、東京都港区のサントリーホールで、世界的指揮者の小澤征爾さんが総監督を務める水戸室内管弦楽団の公演を鑑賞された。

 
 楽団は水戸市の水戸芸術館の専属で、世界有数の室内管弦楽団と評価されている。皇后さまは楽団創設者で音楽評論家の吉田秀和氏と長年交流を持ち、24年に吉田氏が死去した際には、お別れ会にも足を運ばれている。


 今回の公演は芸術館の開館25周年を記念して開かれ、小澤さんの指揮でベートーベンの交響曲第5番「運命」が披露された。終演後には、両陛下が真っ先に立ち上がって拍手を送られ、会場は約15分にわたって総立ちになった。

 
 今春、都内の音楽大学を卒業した卒業生による演奏会が30日、皇居・桃華楽堂で開かれ、皇后さま、皇太子ご夫妻、秋篠宮ご夫妻、長女の眞子さま、次女の佳子さま、常陸宮妃華子さま、高円宮妃久子さま、三女の絢子さまが顔をそろえられた。皇后さまは時折、隣に座られた皇太子さま、秋篠宮さまと会話をしながらご鑑賞。曲の合間には、眞子さまと佳子さまが笑顔で言葉を交わされていた。

 
 演奏会は、香淳皇后の還暦祝いで桃華楽堂が建てられたのを機に、香淳皇后の音楽を奨励したいとの意向で昭和42年に始まり、東京芸術大、武蔵野音楽大、上野学園大、桐朋学園大、国立音楽大の卒業生代表が参加している。


 秋篠宮さまは4月1日付で、公益社団法人「日本植物園協会」の初代総裁に就任された。秋篠宮さまは平成27年6月に京都市で開かれた同協会の法人創立50周年記念式典に臨んでおり、今後は毎年開かれる定例総会に臨席される予定という。

 
眞子さまは4月1日付で、東京大学総合研究博物館の特任研究員に就任された。宮内庁によると、公募に申し込まれ、選考された。

 
同博物館が日本郵便と共同運営し、学術標本や研究資料などを展示する「インターメディアテク」で週3日程度、有給で勤務される。

産経ニュース


【今週の御皇室】まもなく二千六百年祭、「神武東征」紙芝居[桜H28/3/31]  




https://youtu.be/HUzdxcnPkTs
皇室ジャーナリストの髙清水有子がお送りする『今週の御皇室』。今回は、神武天皇二千­六百年祭にちなんで、「神武東征」の紙芝居を御覧頂きます。

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