天皇、皇后両陛下は「春分の日」の20日、皇居・皇霊殿で行われた皇室の先祖祭に当たる「春季皇霊祭の儀」、神殿で行われた神恩感謝の祭典とされる「春季神殿祭の儀」に臨まれた。皇太子さまも拝礼され、秋篠宮ご夫妻をはじめ皇族方が参列された。
皇后さまは頸椎症性神経根症の持病を抱え、髪を束ねて後ろに長く垂らす「おすべらかし」で参拝する祭祀(さいし)は負担が大きいが、春秋の皇霊祭・神殿祭の儀、昭和天皇祭の儀、香淳皇后例祭の儀などに絞って臨まれている。
発生5年を迎えた東日本大震災の被災地訪問を前の週に果たした両陛下は、19~21日の3連休には皇霊祭・神殿祭の儀以外、皇居・御所で静かに過ごされた。宮内庁の山本信一郎次長は22日の定例会見で「今回も被災地の方々に心を尽くして見舞われた。できるだけ早くお疲れを取っていただきたい」と話した。
また、被災地訪問に同行した風岡典之長官は24日の会見で「両陛下の復興への願いが込められたようなご訪問になった」とした上で、今後のご訪問について「どのような形でご訪問するのがいいのかは、被災3県の意向も踏まえながら考えていかなくてはいけない」と述べた。
ベルギーの首都ブリュッセルで現地時間22日に起きた連続テロ。日本と同国は今年が外交関係樹立150周年にあたり、天皇陛下が「日本・ベルギー友好150周年」の日本側の名誉総裁に就任されており、両国で記念行事が予定されている。宮内庁によると、陛下は23日、長年親交を持っているフィリップ国王にお見舞いの気持ちを伝えられたという。
両陛下は24日、東京都港区の国立新美術館を訪れ、岡山県倉敷市にある大原美術館の所蔵品を一堂に展示した「はじまり、美の饗宴展 すばらしき大原美術館コレクション」を鑑賞された。
両陛下は、エル・グレコの「受胎告知」やピカソの「頭蓋骨のある静物」、モネの「睡蓮」など大原美術館が誇る近現代の名画をじっくりとご覧に。天皇陛下は説明役の担当者に「戦時中に描かれたのですか」などと熱心に質問されていた。
桜の時期に合わせた皇居・乾通りの一般公開が25日に始まり、この日は1万7140人が参観に訪れた。ソメイヨシノの「大半が1分咲き」(宮内庁)だったこともあり、過去3回より出足が鈍かった。公開は31日まで。
皇太子ご夫妻は22日から、長女で学習院女子中等科2年の敬宮(としのみや)愛子さまとともに長野県でご静養。愛子さまが春休みに入ったこの時期の静養は恒例で、ホテルに滞在し、スキーを楽しまれたという。
22日夕に到着したJR長野駅前では市民ら約200人の出迎えを受け、ご夫妻は笑顔で手を振って応えられた。白いコート姿の愛子さまも「いってらっしゃい」と声をかけられ、笑みを浮かべながら会釈して車に乗り込まれた。
秋篠宮ご夫妻は22日に東京都台東区の東京都美術館で「ボッティチェリ展」、23日には墨田区の江戸東京博物館で「レオナルド・ダ・ヴィンチ-天才の挑戦」をそれぞれ鑑賞された。両展覧会は、日本とイタリアの国交樹立150周年を記念して開催。宮内庁は、ご夫妻が5月に同国を公式訪問される方向で検討している。
発明協会総裁の常陸宮さまは23日、常陸宮妃華子さまとともに東京都千代田区の科学技術館を訪れ、同協会が主催する全日本学生児童発明くふう展の表彰式に臨席された。式典の前には、受賞した子供たちが作品を披露し、ご夫妻は説明に耳を傾けられた。
産経ニュース
【今週の御皇室】東北被災地を巡られる天皇・皇后両陛下[桜H28/3/24]
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皇室ジャーナリストの髙清水有子がお送りする「今週の御皇室」。今回は、天皇皇后両陛
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