陛下、インフルエンザからご回復。
秋篠宮同妃両殿下、5月にイタリアをご訪問へ。
天皇陛下は2月28日夜、皇居・御所で担当医の診察を受けられ、A型インフルエンザと診断された。宮内庁によると、27日午前から体調に違和感があり、37度台の発熱やのどの痛み、軽いせきの症状などを訴えられていた。
宮内庁によると、29日から対面形式での公務は控え、閣議決定の書類に署名、押印する国事行為だけを務められた。3月2日朝には熱が下がるなどインフルエンザの症状が見られなくなり、4日朝から通常の生活に戻られた。
7日から公務に本格的に復帰される予定だが、宮内庁幹部は「週末は、療養中に落ちた体力の回復に努めていただきたい」と話した。
皇后さまも念のためインフルエンザの検査を受けられたが、陰性だった。宮内庁によると、陛下が療養している間、陛下が過ごされていた部屋をマスクをしながら何度も行き来し、体調を気にかけられていたという。
陛下は1日、公式実務訪問賓客として来日したエジプトのシーシー大統領と皇居・宮殿で会見に臨み、昼食会を催される予定だったが、いずれも陛下のご依頼により、皇太子さまが代理を務められた。
宮内庁によると、会見では冒頭に、皇太子さまが「お会いできず残念です」との陛下のお言葉を伝えられ、大統領は「陛下の一日も早い回復をお祈り致します」と見舞いの気持ちを述べたという。
また、大統領が「日本は自らの価値観を維持しつつ、発展を遂げてきました。多くのことを学びたいと思います」と話すと、皇太子さまは「お互いが理解を深めることにより、両国間の関係がますます発展することを願っています」と応じられた。
昼食会には、秋篠宮さまもご陪席。皇太子さまは大統領との間で、エジプト出身の大相撲力士、大砂嵐のことなどを話題にされた。大統領を宮殿の南車寄に見送った際には、皇太子さまが東日本大震災でのエジプトの支援に謝意を示されたという。
皇后さまは2日、皇居内の窓明館を訪れ、ボランティアで皇居や赤坂御用地内の清掃作業などを行う「勤労奉仕団」に陛下からの感謝のお言葉を伝えられた。
本来は、両陛下が面会されているが、陛下のインフルエンザで中止となったため、皇后さまが奉仕団の休憩所である窓明館に足を運ばれた。
皇太子ご夫妻は2日、東宮御所で、今年1月に第11代国連難民高等弁務官(UNHCR)に就任したイタリア出身のグランディ氏と面会された。宮内庁東宮職によると、グランディ氏から世界中で7千万人に上る難民の実態などを説明され、ご夫妻は熱心に耳を傾けられていた。
秋篠宮ご夫妻が5月中旬に、日本との国交樹立150周年を迎えるイタリアを公式訪問される方向で検討していると、宮内庁が2月29日に発表した。皇室の方がイタリアを公式訪問されるのは平成5年の両陛下以来で、秋篠宮ご夫妻としては初めてとなる。
約1週間の日程で首都ローマなどの主要都市を回り、大統領との面会や食事会、国交樹立記念行事などに臨まれる予定。バチカンに足を運び、ローマ法王を表敬されることも検討しているという。
ご夫妻は3月2日、東京都台東区の日本学士院会館で、若手研究者を奨励する「日本学術振興会育志賞」の授賞式に臨席された。式典後の茶会にも臨み、受賞者一人一人に研究内容などを尋ねられた。
高円宮妃久子さまは2月29日、東京都千代田区の帝国ホテルで開かれた「読売演劇大賞」の贈賞式に臨み、大賞を受賞した歌舞伎俳優の片岡仁左衛門さんらを祝福された。
産経ニュース
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