皇室ウィークリー(415) | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 
天皇陛下、満82歳のお誕生日。秋篠宮同妃両殿下、「日本学生科学賞」表彰式にご臨席。


天皇陛下は23日、82歳のお誕生日を迎え、皇居・宮殿と御所で朝から夜まで続いた祝賀行事に臨まれた。

 
 宮殿では、皇族方からお祝いのごあいさつを受ける「祝賀の儀」、安倍晋三首相ら三権の長や各界代表らと昼食を囲む「宴会の儀」、各国の駐日大使夫妻らと歓談される「茶会の儀」と、公式の行事が分刻みで行われた。合間には宮内庁幹部や職員、元側近らともお会いになった。

 
 午前中に3回あった一般参賀では、皇后さま、皇太子ご夫妻、秋篠宮ご夫妻と長女の眞子さま、次女の佳子さまとともに宮殿のベランダに立ち、国民の祝意に感謝した上で「今年も豪雨などの災害があり、危険や苦労を味わった人々のあることに心を痛めています」と被災者へのいたわりの言葉を述べられた。

 
 夜になり、御所では、未成年皇族である皇太子ご夫妻の長女、敬宮(としのみや)愛子さまと秋篠宮ご夫妻の長男、悠仁さまからごあいさつを受けた後、皇太子ご夫妻、秋篠宮ご夫妻、黒田清子さん夫妻との夕食会が開かれ、ようやくご家族水入らずの時間を持たれた。


 陛下はお誕生日を前にした記者会見で、戦後70年だったこの1年を「様々な面で先の戦争のことを考えて過ごした」と振り返り、激戦地のパラオ共和国や日本軍に徴用されて犠牲になった民間船員への思いを時折、声を震わせながら打ち明けられた。

 
 宮内庁の風岡典之長官は24日の定例会見で「通常のご活動に加え、戦後70年関連の行事があり、多忙を極められた1年。新年のご感想、全国戦没者追悼式のお言葉、お誕生日のご回答と、陛下のお気持ちが年間を通じて示された特別な年だった」と話した。

 
 また陛下は会見で、自身が行事の手順を間違えたことに触れた上で、「一つ一つの行事に注意深く臨むことによって、少しでもそのようなことのないようにしていくつもりです」とも述べられた。

 
 風岡長官は「新しく加わる行事もあり、非常に複雑なものも多い。お支えする側として、あらかじめ、丁寧に手順をご説明することを、より一層心がけていかなければならない」と強調した。


 天皇、皇后両陛下は24日、御所で年末恒例の昼食会を催され、皇太子ご夫妻をはじめ皇族方が参加され、元皇族、親族が同席した。寛仁親王妃信子さまと三笠宮家の彬子さまは風邪気味のため予定を取りやめられた。

 
 大正天皇の命日に当たる25日、皇居・皇霊殿で例祭の儀が営まれ、天皇陛下と皇太子さまが拝礼され、皇族方が参列された。東京都八王子市の武蔵陵墓地にある多摩陵で行われた山陵例祭の儀には、皇族方を代表して高円宮妃久子さま、長女の承子さまが臨まれた。

 
 両陛下は25日、来年1月のフィリピン訪問を前に、防衛省防衛研究所戦史研究センターの庄司潤一郎センター長を御所に招き、先の大戦で51万8千人の日本兵が犠牲になった戦況などについて説明を受けられた。

 
今回の訪問は日本との国交正常化60周年を記念した国際親善が目的だが、両陛下の強い意向で日比双方の戦没者を慰霊されるという。


秋篠宮ご夫妻は24日、東京都江東区の日本科学未来館で行われた「日本学生科学賞」の表彰式に臨み、受賞作品もご覧になった。

 
彬子さまは20日、34歳のお誕生日を迎えられた。

 
 久子さまの三女、絢子さまは21日、卵巣嚢胞(のうほう)の摘出手術を受けた東京都中央区の聖路加国際病院を退院された。術後の経過は順調で、陛下のお誕生日の祝賀行事の一部にも出席された。


産経ニュース


【今週の御皇室】天皇誕生日、皇居一般参賀の雰囲気とは[桜H27/12/24]  




https://youtu.be/mIUPGyGMs9o
皇室ジャーナリストの髙清水有子がお送りする「今週の御皇室」。今回は、昨日の「天皇­誕生日」について取り上げさせて頂きます。

◆天皇陛下お誕生日に際し(平成27年)
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