皇室ウィークリー(411) | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 


 「勤労感謝の日」の23日夜、天皇陛下は皇居・神嘉殿で、宮中祭祀(さいし)で最も重要な祭儀とされる「新嘗祭(にいなめさい)」のうち「夕(よい)の儀」に臨まれた。陛下が皇居内の水田で自ら収穫した新米などが皇祖神の天照大神(あまてらすおおみかみ)をはじめとする神々に供えられ、陛下は五穀豊穣(ほうじょう)に感謝しながら食されたという。

 
 儀式は同日夜から24日未明の「暁(あかつき)の儀」まで続いたが、陛下は年齢を考慮して昨年から未明のお出ましを控えられており、皇室の祭祀をつかさどる掌典長が代理を務めた。陛下は暁の儀の間、皇后さまは夕の儀と暁の儀の間、皇居・御所で、慎み深く静かに過ごされた。新嘗祭には皇太子さまも臨まれ、秋篠宮さまが参列された。

 
 天皇、皇后両陛下は25日、葉山御用邸(神奈川県葉山町)で静養に入られた。年明けにもフィリピンを訪問する予定となっており、準備などで忙しい日々が続くことから、ゆっくり過ごしてご体調を整えられているという。


 陛下は25日、韓国の金泳三元大統領が22日に死去したのを受けて弔電を出された。陛下は平成6年3月、国賓として来日した金元大統領と会見し、歓迎の宮中晩餐会を催されている。

 
 米ニューヨークを訪問していた皇太子さまは現地時間20日、国連本部で開かれた「水と衛生に関する諮問委員会」の最終会合に臨席された。冒頭のあいさつでは、名誉総裁として「安全な飲料水と衛生施設を供給するための絶え間ない努力を続けてきた一員であることを、誇りに思います」と英語で述べられた。

 
 最終報告書には、地球規模での水と衛生に関する「持続可能な開発目標」などを踏まえ、飲料水や水関連災害などテーマ別の提言が盛り込まれた。皇太子さまは最終報告書について、「私たちを導く重要な道しるべとなることを希望します」と強調された。

 
 皇太子さまは21日夜にご帰国。22日には皇居・御所を訪れ、両陛下に帰国を報告された。小町恭士東宮大夫は27日の定例会見で、皇太子さまが「名誉総裁の任期は終わりますが、今後とも水や水問題に引き続き関心を持ち、取り組んでいきたいと思っています」との感想を話されていたことを明らかにした。


 25日午前、皇太子さまは母子保健の発展と向上に貢献した個人をたたえる「母子保健奨励賞」の受賞者を東宮御所に招き、ねぎらいの言葉をかけられた。午後にはご夫妻で、離任するオランダのフォレンホーヴェン大使夫妻と、グテーレス国連難民高等弁務官と相次いで懇談された。

 
 小町東宮大夫によると、12月で任期を終えるグテーレス氏は、世界各地で起きている紛争や難民問題に強い危機感を表した。さらに、難民支援には水問題の解決が重要として、国連「水と衛生に関する諮問委員会」を通じた皇太子さまのご貢献に深い感謝の気持ちを示したという。

 
 日本山岳会会員の皇太子さまは27日、関東百名山の一つ、石老山(相模原市、702メートル)を登られた。山頂からは雪をかぶった富士山がくっきりと望め、「近くを通るたびに登ってみたいと思っていました。眺望がきいていて本当にきれいですね」と満足そうに話されていた。


 秋篠宮ご夫妻の長女、眞子さまは24日、皇居・御所を訪れ、日本との外交関係樹立80周年を迎えた中米のエルサルバドルとホンジュラスを12月に公式訪問するのを前に両陛下にあいさつされた。

 
 高円宮さまの命日となる21日、東京都文京区の豊島岡墓地で墓所祭が行われ、高円宮妃久子さま、長女の承子さま、三女の絢子さまをはじめ皇族方が拝礼された。

産経ニュース


【今週の御皇室】秋篠宮家のニュースと茨城縣護國神社講演報告
[桜H27/11/26]
  



https://youtu.be/uOw5DitMRMI
皇室ジャーナリストの髙清水有子がお送りする「今週の御皇室」。今回は、先週末の秋篠­宮家に関するニュースと、茨城縣護國神社で行った講演の報告をさせていただきます。

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