皇室ウィークリー(401) | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 

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企画展「No Museum,No Life?-これからの美術館事典 国立美術館コレクションによる展覧会」をご覧になる天皇、皇后両陛下=12日、東京都千代田区の東京国立近代美術館(鴨川一也撮影)


 天皇、皇后両陛下は12日、東京都千代田区の東京国立近代美術館で、企画展「No Museum,No Life?-これからの美術館事典 国立美術館コレクションによる展覧会」を鑑賞された。

 国内にある国立美術館全5館の所蔵品計約200点をアルファベット順のキーワードごとに展示し、美術館の魅力や役割を紹介。展示室の入り口で、皇后さまがキーワードに地震(Earthquake)があるのに気付き、同日朝に東京都調布市で震度5弱を記録した地震に触れ、案内役の学芸員に「大丈夫でしたか」と声をかけられた。

 保存修復のコーナーでは安井曽太郎の油絵「金蓉」を題材に修復技術の説明を受け、陛下は「どのような方が修復に関わっているのですか」とご質問。アラブの兵隊が壁の穴をのぞき込む作品の前でも足を止め、皇后さまが裏側に置かれた台に乗って穴をのぞき「(兵隊と)目が合います」と笑顔を見せられた。

 天皇陛下は16日、皇居・宮殿で、来日していたベトナムの最高指導者、グエン・フー・チョン共産党書記長と面会された。宮内庁によると、陛下がベトナム戦争で敷設された地雷の処理について尋ねられ、チョン書記長は地雷問題を克服しつつあると説明した上で「より大きな問題は枯れ葉剤の人体への影響で、これは世代を超えて続いていきます」と話したという。

 皇太子ご夫妻は17日、東京都港区の下水処理施設「芝浦水再生センター」を訪問された。施設内に今年5月に開業した大型複合ビル「品川シーズンテラス」では、地下を流れる下水処理水の熱を利用した空調設備などで、二酸化炭素排出量が大幅に削減されるとの説明を受け、関心したようにうなずかれていた。

 東京23区内の下水道管の総延長約1万6千キロが東京-シドニー(オーストラリア)間の往復とほぼ同じ長さになると聞き、皇太子妃雅子さまは驚かれていた。また、老朽化した下水道管の補修が課題になっているとの説明を受け、補修作業を再現した様子もご覧になった。

 これに先立ち、ご夫妻は目黒区の東京大学生産技術研究所で、スーパーコンピューターを活用した最新の洪水予測システムなどについても説明を受けられた。皇太子さまは水問題の研究を長年続け、最近は地球温暖化や災害に関する公務にも携わられている。雅子さまも国連大学で環境問題の講義を聴くなど関心を寄せられている。

 

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地球環境の観測データ統合・解析システム「DIAS」のサーバをご覧になる皇太子同妃両殿下=17日、東京都目黒区の東京大学生産技術研究所(寺河内美奈撮影)

 秋篠宮ご夫妻は15日、「敬老の日」にちなみ、渋谷区の日本赤十字社総合福祉センターをご訪問。デイサービスを利用する67~99歳の高齢者26人が転倒防止のため、いすに座ったまま足踏みなどの体操をする様子を見守られた。

 秋篠宮さまは腰をかがめ、一人一人に「何分間ぐらいの体操ですか」と尋ねられ、秋篠宮妃紀子さまも「まだ暑いので気をつけてください」といたわられた。これに先立ち、特別養護老人ホームなどの入居者もねぎらわれた。

 敬老の日にちなむ高齢者施設の訪問は両陛下が続けてきたが、若い世代に譲る意向を示され、今年は初めて秋篠宮ご夫妻が受け持たれた。

 日本馬術連盟名誉総裁の常陸宮妃華子さまは13日、北海道苫小牧市で行われた全日本学生馬術女子選手権大会をご観戦。優勝した立教大学の石栗里美選手に常陸宮妃杯を授与し、関係者と懇談された。

 寛仁親王妃信子さまは17日、名古屋市を訪れ、障害者の自立を助ける社会福祉法人「AJU自立の家」のウェルフェアコンサートを鑑賞された。この施設は、寛仁親王殿下が生前、支援されていた。

産経ニュース



【今週の御皇室】陛下と日光の御縁を振り返る[桜H27/9/17]




https://youtu.be/ezy-lDhQmpM
皇室ジャーナリストの髙清水有子がお送りする「今週の御皇室」。今回は、今日から予定­されていた、天皇皇后両陛下の日光ご訪問のお取りやめと、その理由となった栃木・茨城­両県被災者へのお心遣いについてお伝えするほか、19年前の日光ご訪問を振り返ってい­きます。

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